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4月21日~23日「鈴鹿2&4レース」開催直前! これでもう迷わない「モートピア」お土産・お買い物ガイド
家族連れならぜひ知っておきたい鈴鹿サーキットの名物・名産たち。ホテルもあるよ
2017年4月19日 00:00
- 2017年4月21日~23日 開催(2&4レース)
- 3日間通しの前売り観戦券:大人4000円(ゆうえんちモートピアパスポート1日券付き)、中高校生1700円、小学生800円、3歳~未就学児600円
来る4月21日~23日に、三重県の鈴鹿サーキットで「2017 NGKスパークプラグ 鈴鹿2&4レース」(以降、2&4レース)が開催される。4輪レース「スーパーフォーミュラ」と、2輪レース「JSB1000」という国内最高峰のレースイベントが同時に行なわれるこのイベント、クルマ・バイク好きなら見逃せないレースイベントの1つだ。
けれども、筆者のように小さな子供のいる家庭だと、家族みんなで観戦するにはいろいろと不安があるのもたしか。前回、3月の「2017 モータースポーツファン感謝デー」に先だってレポートした記事では、隣接の遊園地「モートピア」を“ファミリー目線”でチェックしたが、今回は「お土産」「お買い物」、そして「宿泊」という観点から、子供連れのお父さん・お母さんに役立つポイントをレポートしたいと思う。
4輪と2輪の日本最高峰レースを同時に楽しめる「2&4レース」
まずは簡単に「2&4レース」について紹介しておきたい。4月21日~23日まで開催されるこのレースイベントは、大まかには初日の21日(金)が練習走行、2日目の22日(土)が予選、最終日の23日(日)が本選となっている。22日からがある意味本番なので、平日休めない人でも土日の2日間、もしくは本選の23日だけ観戦するというのももちろんOKだ。
4輪のスーパーフォーミュラと2輪のJSB1000のどちらも、今回の「2&4レース」が2017年シーズンの開幕戦となる。スーパーフォーミュラの方は2016年の覇者である国本雄資選手(P.MU/CERUMO・INGING)が2連覇をかけて、JSB1000の方は中須賀克行選手(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が6連覇に挑む。
レース以外の見どころとしては、特設ステージで現役ドライバー・ライダーらによるトークショーが多数開催されるほか、1988年型のF1マシン「Lotus Honda 100T」を、かの中嶋悟氏が操縦して鈴鹿を走るデモランも実施予定。キャメルイエローを駆る現役時代さながらの中嶋悟氏の勇姿とアツい走りが見られるかもしれない。
3日間通しの前売り観戦券は、大人が4000円(隣接のモートピアの入園券「モートピアパスポート1日券」がセット)、中高校生が1700円、小学生が800円、3歳から未就学児までが600円。子供のモートピア入園料は有料となるが、後述するとおり入園無料になる“ウラワザ”がある。これをうまく使えば2&4レースを観戦しつつ、ついでにモートピアで子供と遊ぶ、なんてことも気軽にできるので逃す手はない。
無料でモートピアに入場するために、まずは「GATE SHOP」へ
読者のなかには、鈴鹿サーキットにいつでもすぐ行ける近距離に住んでいる人もいるだろうけれど、多くの人はおそらく遠くから時間をかけて観戦に訪れることになるのではないだろうか。せっかくサーキットまで足を運んだ記念に、選手やライダーのグッズはもちろん、三重県や鈴鹿ならではの名産品をお土産に買って帰りたいところ。でも、どこで何を買えばいいのだろうか。
レース開催期間中は鈴鹿サーキットのグランドスタンド手前、GPスクエアと呼ばれている広場などにたくさんのショップが並んだりもするが、実は隣接のゆうえんち「モートピア」の中、あるいは入場する前のメインゲートにも、鈴鹿サーキットならではのアイテムを購入できるスポットがあるのだ。
というわけで、鈴鹿サーキットに到着したらまず初めに立ち寄っておきたいのが、メインゲート前の「GATE SHOP」。モートピアや鈴鹿サーキットへの入場前に買い物ができる唯一のお店となる。
小学生か、もしくはそれより小さい子供連れの家族なら、ここで「なりきりプッチハッチ」を入手しておきたい。かわいいハチの姿に変身するためのコスチュームで、これを子供が着ていると、本人と引率の保護者らを含む計8名まで入園が無料になるのだ(5月31日までの期間限定キャンペーン)。もしくは、あらかじめハチっぽい触覚と羽を自作して子供に着せておくのでもOK。あとは観戦券さえ購入すれば、モートピアと鈴鹿サーキットの2&4レース、どちらも思う存分満喫できる。
エギゾーストノートから子供を守るアイテムもある「GARAGE R」
メインゲートを通過して、いよいよ入場。モートピアで自由に遊んでもいいし、2&4レース観戦のために鈴鹿サーキットへ向かうのもいいが、実はメインゲートから鈴鹿サーキットへと至る最短経路の間に、モートピア内のほとんどのお土産屋が寄り集まった“ショッピングストリート”のような場所がある。その5つの店舗を順に紹介していこう。
とその前に、レースウィーク中はサーキットの方から、走行中のレースマシンによる甲高い官能的なエギゾーストノートが場内に響き渡っていたりするのはご存じだろうか。場合によってはモートピアに入場する前から聞こえてくるそのサウンドに、レースファンなら思わず興奮して気分も高まるに違いない。ただ、レース観戦に慣れない子供がそれを“いい音”と思うかというと、そうとは限らないだろう。気にならない子供もいれば、「うるさい!」と耳をふさぐ子供もいるはずだ。
モートピア内ならまだ大丈夫でも、サーキットトラックに近づくにつれサウンドはどんどん大きくなる。最近はレースマシンの排気音が抑えられる傾向にあるとはいえ、小さな子供の聴力への悪影響も心配だ。なので、子供と心おきなくレース観戦したい時は、場内で最初に見えてくるショップ「GARAGE R」をのぞいてみるのがおすすめ。赤い外壁が目印だ。
GARAGE Rの目玉は、鈴鹿サーキットのイメージキャラクター「コチラレーシング」のグッズ。なかでも、お父さん・お母さんが子供のために必ずゲットしておきたいマストアイテムが、聴力を保護する子供用の「イヤーマフ」だ。装着するとレースマシンの騒音を効果的に低減してくれるので、安心して観戦できる。少なくともレース観戦後に「うるさいからもう行かない!」なんて子供に言われ、2度と家族観戦できなくなる、なんて事態は避けられるだろう。
レーシングチームや有名ブランドのグッズを身につけるなら「RACING ZONE」
小・中学生以上の子供と一緒に行く時にぴったりのショップが「RACING ZONE」。ここでは主に、レーシングチームやそのチームをスポンサードしているメーカー・ブランドのオリジナルグッズを多数取りそろえている。4月にはマクラーレン、フェラーリ、レッドブルなどの2017年最新グッズが入荷したばかりだ。
マクラーレンは、歴代チャンピオンマシンのイラストが描かれた文具セットがお買い得価格で販売中。どちらかというと男の子向けなイメージが強いデザインではあるけれど、クリアファイルなんかは大人が仕事用に使ってもオシャレそうな見栄えで、ワンコインで購入できる値段なのでおすすめ。
フェラーリは、2017年モデルのキャップ、バッグ、シューズ等のグッズも注目だが、「2017 モータースポーツファン感謝デー」にゲスト出演したジャン・アレジ氏の直筆サイン入りミニカー「1/43 フェラーリ 412T2 1995年カナダGP優勝モデルカー(レジンモデル)」もチェックしておきたいところ。限定400台ということなので、売り切れる前に入手したい。
小さな子供に安心して使えるオーガニック商品盛りだくさんの「Putti Town Store」
0歳から小学生未満の小さな子供が喜びそうなアイテム満載のショップが「Putti Town Store」。このショップのみ、“ショッピングストリート”の裏手、3月に新エリアがオープンした「チララのハローガーデン」方向にあるのだが、お父さん・お母さんとしても、赤ちゃんや小さな子供に使ってあげたくなる安心・安全なオーガニック素材の商品もあったりするので、のぞいてみて損はない。
たとえば赤ちゃん用としては、オーガニックコットン使用のミニタオルやスタイ、4月に新発売となったバンブー樹脂使用のコップ、トレー、お椀がある。3歳以降の子供向けには、オーガニック素材のキャップやハット、さまざまなフレーバーの「アカシアはちみつ」、ハチのキャラクターの「ポップコーンバケット」などがよさそう。ここでも「なりきりプッチハッチ」が販売されているので、まだ子供に着せていないならここで購入しておこう。
“最速の大人”になれちゃうかもしれないショップ「CIRCUIT PLAZA」
子供たちの好きなものばかりじゃつまらない、お父さん・お母さんも使えるアイテムがほしいなんて思ったら、ピットのような外観が特徴の「CIRCUIT PLAZA」に足を運んでみてはいかがだろうか。
ここでは、ディスクブレーキやブレーキキャリパーなど細部まで再現した4月入荷の「タイヤ型掛け時計」、見るからに安定感の高い「タイヤ型ペンスタンド」、スパナやモンキーレンチを模したボールペン、スプーン、フォークなどがある。どれも実用性を兼ね備えた“大人”向けの商品だ。
また、往年のマクラーレン・ホンダのF1マシンを彷彿とさせる「ファステスト キャップ」はこちらで購入可能。かぶるだけで秒間6回のアクセルON/OFFを繰り返し、高いコーナリングスピードを実現する「セナ足」を再現できるようになる……かどうかは本人次第だが、アゲアゲの気分で観戦できるのは間違いない。
F1つながりでは、F1日本グランプリ公式テーマロゴのマフラータオルも販売されている。10月5日に開幕するF1日本グランプリを見越して、早めのタイミングで入手しておくとよいのでは?
食べ物系のオモシロお土産がきっと見つかる「銘産の館 ぐるめぷらざ」
鈴鹿サーキットへ行った記念の品として最適なのが、身内や友人、職場の同僚にも配りやすい食べ物系のお土産。モートピア内の「銘産の館 ぐるめぷらざ」では、鈴鹿だけでなく三重県各地の名産品も購入できるのだが、ユニークな鈴鹿サーキットオリジナル商品もたくさんあるので、とりあえず帰り際には必ず立ち寄ってみてほしい。
グリッドに並ぶレースマシンを模した「フォーミュラまんじゅう」はまだ序の口。コースアウトした時の辛い(つらい)気持ちを呼び起こしそうな「鈴鹿のグラベルペッパー」や、口に入れるのをためらう荒々しく黒々とした「アスファルトラスク」「アスファルトチョコクランチ」、ホームストレートの路面を幻視してしまう「鈴鹿サーキットホームストレートうどん」など、思わず目が釘付けになるものばかり。
なかでも一番人気は、サーキットに転がっているのともはや見分けがつかない「タイヤカスさきいか」。ゴムのにおいが漂ってきそうな見た目だが、味は普通のさきいかだ。そのほか、バイクレースをイメージさせるものとして、「SUZUKA 8hours SIDE BY SAND」「8耐激辛クッキー」「伊勢海老風グラベルチップス」など、“どうしてこうなった”系のオモシロ商品が多数ある。店内を見てまわるだけで楽しいうえに、お土産として買って帰れば確実にネタにできるという意味でも、外せないだろう。
気分はレーサー? メカニック? レーシングな雰囲気の部屋もある「鈴鹿サーキットホテル」
「2&4レース」は練習走行日も含めると3日間あり、このような数日間にわたって開催されるレースイベントを満喫するなら現地に宿泊するのが一番だ。鈴鹿サーキットには、モートピアを隔てたところに「鈴鹿サーキットホテル」があり、サーキット併設のホテルらしい趣向を凝らした部屋が用意されている。サーキットやモートピアで遊ぶ際、アクセスのよさを考えるとこの鈴鹿サーキットホテルが最高であることは疑いない。
すでに「2&4レース」開催期間中の予約は満室の状況だが、以降のレースイベントや観光などで利用する際の参考までに、鈴鹿サーキットホテルの各客室棟の部屋、および子供連れ家族にうれしい設備を紹介しよう。