前席のシートサイズは座面、バックレストともにたっぷりとしていて、手動/電動問わず調整幅が広いためベストなドライビングポジションを見出しやすい。ダッシュボードが大きく傾斜しているため、奥行き感が広くとられており視界は広い。後席の広さは車格相応だが、頭上空間が広くハッチバックであっても乗り降りはしやすい。しかしながら、後席のシートベルトはバックルがシートに内蔵されているため装着が非常にやりずらい。せっかくの安全ボディーに複数のエアバッグがあったとしても、肝心のシートベルトの装着に難があっては大きなマイナスだ。後席の足下スペースはすっきりとしていて、エアコン吹き出し口もきれいにまとめられているが、乗降時に必ずといっていいほどドアスピーカーに足があたる。足を移動させる際の軌跡上にドアスピーカーがあるからだ。前席のドアスピーカーにも足があたる。ちなみに取材した広報車には無数の傷がついていた