トヨタ、「カローラ フィールダー」「カローラ アクシオ」にパーキングサポートブレーキを新設定

カローラ フィールダー

　トヨタ自動車は10月11日、「カローラ フィールダー」「カローラ アクシオ」をマイナーチェンジして発売した。価格はカローラ フィールダーが164万1600円～253万6920円、カローラ アクシオが148万7160円～248万2920円。

カローラ フィールダー

ハイブリッドモデル

カローラ アクシオ

ハイブリッドモデル

　また、メーカー完成特装車の福祉車両「ウェルキャブ」もベース車と同様の改良を実施。価格はカローラ フィールダーのウェルキャブが182万8000円～246万3480円、カローラ アクシオのウェルキャブが194万4000円～241万1640円。なお、両モデルともに「助手席回転スライドシート車“Bタイプ”」は非課税となる。

ウェルキャブ（カローラ フィールダー）

ハイブリッドモデル

ウェルキャブ（カローラ アクシオ）

ハイブリッドモデル

「インテリジェントクリアランスソナー（パーキングサポートブレーキ）」のセンサーイメージ図

　今回のマイチェンでは、カローラ フィールダーのマニュアル車を除くグレードに、駐車場などでアクセルペダルを踏み間違えたときの衝突被害軽減に寄与する「インテリジェントクリアランスソナー（パーキングサポートブレーキ）」をオプション設定。カローラ アクシオでは、「HYBRID G」「HYBRID G“W×B”」「1.5G」「1.5G“W×B”」にインテリジェントクリアランスソナーが標準装備され、マニュアル車を除くそのほかのグレードはオプション設定となる。

インテリジェントクリアランスソナーの作動イメージ

　また、全車に「プリクラッシュセーフティシステム（レーザーレーダー＋単眼カメラ方式）」「レーンディパーチャーアラート」「オートマチックハイビーム」の先進安全機能を備えた衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense C」を搭載。インテリジェントクリアランスソナーとToyota Safety Sense Cの装着車は、経済産業省や国土交通省などが推進する安全運転サポート車のうち、高齢運転者にとくに推奨する「セーフティ・サポートカーS（通称：サポカーS）」の「ベーシック＋（プラス）」に相当する。

　加えて、スマートエントリー＆スタートシステムの設定を拡大するとともに、カローラ フィールダーとカローラ アクシオのHYBRID G、HYBRID G“W×B”に定速走行ができるクルーズコントロールを新設定するなど機能を充実。

　さらに、ハイブリッド車についてはエンジン・モーター・インバーターなどの制御を改良することで燃費性能を高め、JC08モード燃費を34.4km/Lと従来より向上させている。

　エクステリアでは、フロントグリルを中心にスポーティで上質なデザインに変更。インテリアでは一部グレードの助手席側インストルメントパネルにメッキ加飾を施すとともに、カローラ アクシオのシート色にブラックを採用するなど、質感を高めた。

メッシュパターンの専用フロントグリル

　また、“W×B”ではメッシュパターンの専用フロントグリルを採用してスタイリッシュさを表現。カローラ フィールダーにはシルバー塗装を施したルーフモールを、カローラ アクシオにはリアスポイラーをそれぞれ設定した。

ルーフモール（シルバー塗装）

リアスポイラー

“W×B”のインテリアでは、シート表皮を変更してシートバックのデザインにグレーのストライプ加飾を採用するなど、洗練された上質でスタイリッシュな空間を演出。従来までカローラ フィールダーにのみ設定されていた専用シート色の「ホワイト」（オプション設定）を、カローラ アクシオにも採用した。

新しくシートバックのデザインにグレーのストライプ加飾が施された“W×B”のブラック内装

“W×B”にオプション設定される専用シート色「ホワイト」

　ボディカラーは、カローラ アクシオでは「アバンギャルドブロンズメタリック」「クールボルドーガラスフレーク」を追加。両モデルとも“W×B”専用色の「ブラッキッシュアゲハガラスフレーク」「センシュアルレッドマイカ」を含む9色を設定した。

カローラ アクシオに追加された「アバンギャルドブロンズメタリック」

カローラ アクシオに追加された「クールボルドーガラスフレーク」

“W×B”専用色の「ブラッキッシュアゲハガラスフレーク」

“W×B”専用色の「センシュアルレッドマイカ」

カローラ アクシオ