【ETC休日特別割引】映画「おくりびと」のロケ地を巡る(前編)
EyeSight搭載レガシィ アウトバックで楽々ロングドライブ



 3月28日から開始された、ETC休日特別割引。土日祝日にかかれば地方部の高速道路料金は距離に関係なく最大で1000円となる施策。今回Car Watchでは、その実証走行として複数の方面にちらばって走ってみることにした。記者が選んだ目的地は山形県酒田市。酒田市はアカデミー賞受賞映画「おくりびと」のロケ地になり、映画で使われた印象的な建物などが存在する町。前後編の2回にわたってお届けする。

埼玉から山形までのドライブに使用した「レガシィ アウトバック 2.5XT EyeSight」。オートクルーズ、前走車追従走行などが可能な「EyeSight」を装備する。山形は雪が予想されるためスタッドレスタイヤを装備した。写真は出発地点に設定した埼玉県大宮市の給油所

 埼玉県大宮市国道17号沿いの給油所を出発地点に設定し、スバル(富士重工業)の「レガシィ アウトバック 2.5XT EyeSight」を相棒に、山形県酒田市をはじめとして、おくりびとのロケ地を訪ねてみることにした。ルートは比較的単純で、東北自動車道の岩槻IC(インターチェンジ)から、東北道→村田JCT(ジャンクション)→山形自動車道→月山IC→国道112号→湯殿山IC→山形道→酒田ICという具合。山形道の月山IC~湯殿山IC間はまだできておらず、その区間は一旦高速道路を降りて一般道を走ることになる。

 また、今回は豪雪で知られる月山近辺を通るため、スタッドレスタイヤを装着。装着したタイヤは、一世代前のスタッドレスタイヤとなるブリヂストン「REVO1」。すでに後継タイヤであり雪道性能や高速性能に優れた「REVO2」が出ているものの、数年前のトップブランドであるだけに問題はないだろう。サイズは標準サイズと同じ215/55 R17で、空気圧は気温の低い北に向かうため、指定空気圧の前210kPa/後200kPaよりも前後10kPaほど高めに設定した。スタッドレスタイヤでの長距離燃費も計測してみようという趣向だ。

EyeSight搭載で疲れを低減
 出発地点の給油所で満タンにしたら、いよいよスタート。もう1人のドライバーを乗せ、国道17号を北上して岩槻ICを目指す。岩槻ICを通過したのが3月28日の午前2時。山形方面までの料金を1000円に抑えるためには、二つ先の加須ICから乗る必要があるのだが、先の長い旅となるため大都市近郊区間に属する岩槻ICから乗った。

 ETC休日特別割引初日のため「渋滞があったらいやだな~」と思いつつ東北道をひたすら北上したのだが、時刻が早いためかまったく渋滞はない。SA(サービスエリア)も、蓮田SA、那須高原SA、国見SAと立ち寄ってみたが、駐車場もガラガラだった。東北道を走った人はご存じかと思うが、この高速道路は景色の変化が少ない道路で、走っている最中はただひたすらに運転に集中するしかない。そんなときに役に立つのが、レガシィ アウトバック 2.5XT EyeSightに搭載されているEyeSightを使ったオートクルーズ。

 EyeSightは、CCDのステレオカメラを使った運転支援機能で、フロントウインドウ内側に本体が設置されている。このステレオカメラから得られた画像情報を高速処理することで、道路上の白線を認識したレーン逸脱警告や、追突など万が一の際にブレーキ制御を行うことで事故の被害軽減を図るプリクラッシュブレーキを実現している。設定した速度で走行し続けるオートクルーズも可能な上、前走車を認識しその車を追従する追従クルーズも可能だ。

最初に立ち寄った蓮田SA。深夜過ぎとあって駐車場はガラガラ。ETC休日特別割引初日だったが、拍子抜けするほど車が少ない東北道を北へとひた走る。高速道路本線上の車も少なく、快調に走ることができたアウトバック 2.5XT EyeSightにはオートクルーズや追従クルーズが可能なEyeSightが搭載されている。搭載位置は、オーバーヘッドコンソール部。2つの出っ張りがCCDステレオカメラ
EyeSightを外から見たところ。フロントガラスの内側に設置されたEyeSightのCCDカメラが設置されているEyeSight直下から見るとこのような感じ。ルームランプと一体化したデザイン。カニのような形をしているEyeSight中央部には「LANE OFF」「P-CR OFF」の2つのスイッチが。LANE OFFはレーン逸脱警告のON/OFFを、P-CR OFFはプリクラッシュブレーキのON/OFFを切り替える。スイッチの長押しでモードが切り替わり、OFFの場合はメーターパネル内にOFF表示がともる

 長距離を走らなければならないこのドライブでは、EyeSightがとても役に立った。「CRUISE」ボタンで、追従クルーズと定速クルーズを切り替えることができるが、とくに必要のない限り前走車を認識する追従クルーズでの走行がお勧め。巡航速度を100km/hに設定して走れば、100km/hで走り、前走者に追いつけば前走車を認識してスピードダウン。車間を保って前走車を追従する。前に車が割り込んで来ても、きちんと車間を取り直してくれる。車間も「長」「中」「短」の3段階に切り替え可能。車間は速度によって変化し、100km/h走行時で55m、45m、35m、40km/h走行時で25m、20m、15mほどとマニュアルには記載されている。ブレーキ以外のすべての操作をステアリング右側のスイッチで可能なので操作性もよい。右手親指一つでクルーズ設定を切り替えることができるのは便利だ。

ステアリング右側に設置されたEyeSight関連のスイッチ。親指1つでコントロール可能なのは便利85km/hに巡航速度をセット。スピードメーター下部にはオートクルーズがONになったことが表示され、タコメーター下部のマルチインフォメーションディスプレイには、設定した速度などが表示される。「85km/h」の左横に三角形で表示されているのが車間設定。3段階に設定でき、現在は中設定車間設定を車間を空けるほうの設定にしてみた。マルチインフォメーションディスプレイの三角表示が変わっている。マルチインフォメーションディスプレイの上部に表示されている△は、追従クルーズがセットされたことを示す
追従クルーズがセットされ、前走車をEyeSightが見付けると△表示が2つになる。△と△の間には車間距離警告灯もあるが、それが光ることは今回のドライブではなかったブレーキを踏むと「CRUISE CANCEL」の表示に。再び「RES/ACC」ボタンを押せばクルーズ状態に復帰するEyeSightを駆使して東北道の国見SAに到着。明け方のため駐車場もまばらな状態。渋滞は皆無であった

 EyeSightも大活躍したのだが、EyeSightを搭載するレガシィ アウトバック 2.5XTのロングツーリング性能も素晴らしかった。一般的なレガシィ アウトバックがノンターボの2リッターもしくは3リッターエンジンを搭載するのに対し、2.5リッターの水平対向4気筒 DOHC ターボエンジンを搭載。最高出力195kW(265PS)/5600rpm、最大トルク350Nm(35.7kgm)/2400rpmと十分なスペックを持つ。アウトバックの3リッターモデル 3.0Rの最高出力184kW(250PS)/6600rpm、最大トルク304Nm(31.0kgm)/4200rpmと比べて、最高出力、最大トルクとも上回りながら、そのピークが低回転域にセッティングされている。

 そのため、どこからでも加速が可能で、パドルシフト付きの5速ATと相まってスムーズな走行が可能だ。もちろんレガシィなので、フルタイム4WD。多少路面が荒れていても、とくにフラれることなく安定して走行できる。唯一の難点は、スタッドレスタイヤがREVO1のため、若干走行音がうるさいこと。これは一世代前のスタッドレスタイヤのため、仕方のないところだろう。

ロングツーリングになればなるほどその実力を発揮する、アウトバック 2.5XT。通常のアウトバックより25mm車高が下げられている
水平対向4気筒 DOHC ターボエンジンは最高出力195kW(265PS)を誇り、一般用途しては十分過ぎるほど。エンジンルーム後方には空冷式インタークーラーも備えるタイヤはブリヂストンのスタッドレスタイヤREVO1。サイズは標準サイズと同じ215/55 R17。総合性能では最新のREVO2に劣るものの、雪上では抜群の安心感であったこのアウトバック 2.5XTは、メーカーオプションの「マッキントッシュ・サウンドシステム」と「本革シート(アイボリー)」を装備。とくにマッキントッシュ・サウンドシステムは、一般的なライン装着のカーオーディオとは段違いによい音なので、単調になりがちなロングドライブをサポートしてくれた
ステアリング左側には、オーディオ関連のコントロールスイッチが並ぶステアリング左下のスイッチは、マルチインフォメーションディスプレイの表示切り替えスイッチ。マルチインフォメーションディスプレイにはオドメーターやトリップメーター、EyeSight関連の情報のほか、燃費や外気温などが表示されるETC休日特別割引を利用するためにはETC車載器が必要。写真の位置がその取り付け位置になる
トランスミッションは、5速ATのスポーツシフトE-AT。パドルシフトも装備され、マニュアル操作も可能。Dモード走行時でも、パドルシフトを操作することで一時的にマニュアルモードに移行することができるパドルシフトを横から見たところ。大きく、剛性感もあるので、操作感は小気味よい
山形道を快走中のアウトバック 2.5XT。天候の急変には苦労したが、スタッドレスタイヤと4WDであれば安心感も大

1つ目の山形道を無事1350円で
 東北道の村田JCTで進路を西に取り、山形道へ。しばらくは晴れであったものの、笹谷IC付近で天候は雪へ。路面に雪が積もり始めていたが、4WD+スタッドレスタイヤのアウトバック 2.5XTは何の不安もなく走る。東北道では気になったREVO1のロードノイズも、雪が降ってくるような天候になると頼もしい限りで、「履いててよかった、REVO1」となるから勝手なものだ。

 笹谷ICを過ぎ、笹谷トンネルを通過するとそこは盆地に開けた山形平野。山形の平野部に入ると再び天候は晴れ、山形JCTを過ぎたところにある寒河江SAで一休み。寒河江SAは山形道唯一のSAで、スマートICも併設されている。またハイウェイオアシスとなっており、すぐそばの「最上川ふるさと総合公園」で一休みしたり、「寒河江花咲か温泉ゆ~チェリー」で温泉につかり旅の疲れを癒したりすることもできる。

 さすがに疲れたので、寒河江花咲か温泉ゆ~チェリーで3つの源泉を楽しんだ後、再び山形道を西へ。月山ICを出るところで初めての料金支払いとなるのだが、無事「割引 普通 ¥1,350」と表示された。1350円となるのは、東北道の岩槻IC~加須IC間が大都市近郊区間となるからで、0時~6時の50%割引が適用されているためだ。

 月山ICを出ると国道112号をひた走る。ここは豪雪地帯として知られており、近くの月山スキー場は夏でもスキーができる場所として有名だ。ちなみに今年のオープン日は4月10日と、これからオープンする予定。

 案の定、国道112号は激しい雪。路面には雪がつもり、白線などは見えない状態。夜間、明け方、笹谷IC付近の雪でもきちんと働いてくれた、EyeSightのレーン警告もさすがにお手上げ。人が見ても分からないのだから、これは仕方がない部分だろう。追従クルーズについては、問題なく動作し前方を走るトラックとの車間をきちんと維持してくれた。雪道の下り坂の運転は、一番運転に気を遣う状況ではあるが、アウトバック 2.5XTのフルタイム4WD+REVO1のグリップ力の高さ、そしてEyeSightの追従クルーズにずいぶん助けてもらった。

 雪の国道112号を走って行くと、山形道の湯殿山ICが見えてくる。湯殿山ICから再び山形道に乗り酒田ICを目指す。料金所のゲートを2つほどくぐり、酒田ICで下りるまでにかかった料金は、ETCゲート表示では600円+200円+200円の1000円。3月28日、しかも地方部のため本来は50%割引の300円+100円+100円=500円が正しい料金なのだが……。あれこれ悩んでも仕方のないため先を急ぐ。酒田ICで下りて10分ほど走ればJR酒田駅。2時20分に岩槻ICを通過し、途中寒河江SAで温泉に入るなどして、酒田駅には10時26分到着。約489kmの行程を8時間で走りきった。

東北道の村田JCTを左に折れ、一路山形を目指すことに村田JCT直前にはこのような表示が。天候はやはり厳しそうだ笹谷IC近辺では大雪に。追越車線は雪が積もり始めている。しかし、スタッドレスを履いたアウトバック 2.5XTは、まったく不安なく走れる(もちろん過信は禁物)
山形平野に入ると天気は晴れ。山形JCTを直進し、酒田を目指す寒河江SA横にある、寒河江花咲か温泉ゆ~チェリー。さすがに疲れたので、源泉掛け流しの温泉につかって一休み月山ICで山形道を下りる。料金表示は1350円。無事休日特別割引が適用された
月山IC~湯殿山IC間は、まだ高速道路が開通していないため、国道112号をひた走る。天候は激しい雪でセンターラインも分からない状態。さすがにEyeSightのレーン逸脱警告は働かなかった。人間でも無理ですね湯殿山ICから酒田ICまでは料金所が2つほど設置されていた。これは鶴岡料金所。すでにこのあたりは晴れていた酒田ICに無事到着。高速道路本線から離れ、料金所へ
酒田ICでの料金表示。ここに限らず湯殿山IC~酒田みなとIC間では割引表示がされなかった無事、JR酒田駅に到着。酒田駅で一休みして、いよいよおくりびとのロケ地を目指すロケ地巡りの秘密兵器。おくりびとのロケ地マップが掲載されている劇場プログラムと、発売されたばかりのDVD。劇場プログラムは、基本的に映画を上映中の劇場でしか購入できないが、おくりびとはロングラン上映中のため購入するチャンスもあるだろう。山形県内の各市では、ロケ地情報をWebで公開しているのでそれも参考に。DVDは映画のシーンの確認に使おうという作戦

映画で見たあのシーンが目の前に
 酒田駅で一休みした後、いよいよおくりびとのロケ地巡り。おくりびとの劇場プログラムに記載されている山形ロケ地マップと、山形県の各市がWebサイト上に記載しているロケ地マップを頼りに訪ねてみることにした。

 最初は、本木雅弘氏の演じる主人公の大悟が勤める納棺業者「NKエージェント」。酒田市日吉町にあり旧割烹「小幡」の建物を利用したものだが、実際に行ってみると、映画そのままの建物が建っているのにはびっくり。扉脇の表札も「NKエージェント」となっており、映画で見たあの風景が眼前に広がる。映画よりもしっかりした建物に見え、建物脇にはおくりびとのロケ地であることを示す看板も立っていた。

 次に訪ねたのは酒田市山居町の「山居倉庫」。大悟と山崎努氏が演じるNKエージェントの社長が車で移動中のシーンに映し出される倉庫街で、1893年(明治26年)に酒田米穀取引所の付属倉庫として建造されたものだそうだ。白壁と黒い瓦のコントラストには、100年以上の歴史の重みを感じる。この山居倉庫は、現在でも倉庫として使われているが、一部の建物は観光客向けのお土産物屋になっており、酒田の特産品を購入できる。

 一通りお土産物を物色したら、次は酒田市から北に向かい飽海郡遊佐町の月光川へ。大悟が鳥海山(標高2236m)を背景にチェロを弾くシーンが印象的で、河原の小石は映画の重要なキーワードになっている。月光川河川公園に着くころには、ボロボロと大粒の雪が降り始めたが、なんとか遠方の鳥海山を望むことができた。山形で降る雪は東京で降る雪と違い、なんだか生の雪が粒になって降ってくる。東京で降る雪は地面に届くころにはベシャっとしたものになっているのに対し、雪の粒まで元気な感じだ。寒くなってきたので、本日2度目のお風呂である銭湯「鶴の湯」を目指すことに。

 鶴の湯は、鶴岡市本町にあるため、山形道を酒田ICから乗り鶴岡ICで降りる。鶴の湯のおばちゃんであるツヤ子は吉行和子さんが演じており、その演技とともに記憶に残ったのは鶴の湯の浴槽の狭さ。あの狭い浴槽に入れるぞ!!とワクワクして鶴の湯を訪ねてみたが、残念ながらお休みだった。世界一有名な銭湯になった鶴の湯の外観写真を撮ったところで本日のロケ地巡りは終了。

ロケ地巡りの一番手は、NKエージェント。映画で見たあの風景は目の前にあるのにはちょっと感動。年季の入った外観も映画そのままだ入口の看板もNKエージェントになっていたNKエージェントは、割烹の建物を利用したものなので、奥には別棟がつながっていた
NKエージェントの壁面には建物の解説とロケ地のマップが掲示されていた。ロケ地マップも入っていたようだが品切れであった。やはり人気があるのかアウトバック 2.5XTとNKエージェント。この道の奥に、日和山公園があり車を駐車することが可能だこの写真は山居倉庫。白壁と黒い瓦のコントラストが美しい
月光川河川公園にて。後方にかすかに見えるのが鳥海山先ほど後方に見えた橋は、朝日橋。鳥海山近辺の天候は激しく変動しており、すぐに見えなくなり、雪が降ってきた月光川河川公園近くにあった、ロケ地の案内。似ているような似ていないような……
おくりびとでロケに使われた鶴の湯。残念ながらお休みでした

箱庭的風景の美しい銀山温泉
 宿に選んだのは、山形県北部の銀山温泉にある「旅館松本」。鶴岡ICから山形道に乗り湯殿山ICで再び国道112号を走る。そして雪。往路よりも雪は激しくなっており、月山近辺の気象の厳しさを痛感する。月山ICで山形道に乗り山形JCTを左に(北に)折れ東北中央自動車道に入った。東北中央道は山形県を南北に貫くように走る高速道路で、全通すれば常磐自動車道の相馬JCTから秋田自動車道の横手JCTを結ぶもの。山形JCTから北に向かった場合、東根ICまでしかできていないため、ここで下り一般道で銀山温泉を目指した。

 銀山温泉に近づくと、山形平野では止んでいた雪が再び降り始める。降ったり止んだりの天候では、スタッドレスタイヤ+4WDというパッケージは本当に重宝する。すれ違う車を観察してみても、チェーンを着けている車は皆無と言ってよいほどで、山形におけるスタッドレスタイヤの普及率は99%以上ではないだろうか。

 雪に彩られた銀山温泉は、まさに日本ならではの箱庭的風景。旅館から漏れる明かりがあたかも計算されたライトアップのように街中を映し出す。旅館松本は銀山温泉のほぼ中央に位置し、銀山温泉の2号、3号、4号、6号源泉を使用した掛け流しの内湯も備える。源泉温度が61.4℃と高温のため若干の加水が行われているが、泉質は含硫黄・ナトリウム・塩化物・硫酸塩温泉と書いてあり、数多くの成分が入っている模様。お湯の色は無色透明に近く、つかった感じは湯温が高く、効き目抜群という感じ。600km近くのロングドライブを終えた体にはなによりの薬であった。

鶴の湯を見たところで、本日の宿である銀山温泉を目指す。山形道の鶴岡IC~湯殿山ICを走っていると再び雪に。国道112号も当然のように雪
月山を越えると再び晴れ。山形県内の天候変化の激しさを痛感する銀山温泉の最寄りのICとなる東根ICを下りる。料金は休日特別割引の最大50%割引で700円夜の銀山温泉。銀山温泉では再び雪に。旅館にともる明かりが川に映し出され、箱庭的風景が広がる
今回宿泊した旅館松本。銀山温泉のほぼ中央に位置する旅館松本の内湯。黒く見えるが、お湯は無色透明に近い。黒く見えるのは温泉の成分が木の浴槽に付着しているためだ銀山温泉には足湯もある。さすがに寒かったのでこの足湯には入らなかった
旅館街を奥へと進むと滝が現れる。厳冬期には手前の滝は凍結すると言う

 ロケ地巡りの1日目は銀山温泉の旅館松本で終了。2日目の模様は後編でお届けする。

 

(編集部:編集部:谷川 潔)
2009年 4月 6日