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スバル、2017年にアイサイトを進化させたレベル2自動運転を市販車に投入

究極の目標は「自動車事故をゼロにすること」

2016年3月7日 発表

スバル、2017年〜2020年の自動運転技術

 スバル(富士重工業)は3月7日、次世代プラットフォーム「SUBARU GLOBAL PLATFORM(スバルグローバルプラットフォーム)」(以下、SGP)発表会において、ステレオカメラを用いた同社の先進安全運転支援機能「EyeSight(アイサイト)」の将来像を示した。SGP発表会で公開された、自動運転機能の映像を冒頭に掲載した。

積雪路での自動運転テスト風景。道路部分を読み取るのが大変だと思われるが、映像を見る限りは自動走行していた

 同社は1999年に、「車線逸脱警報」「車間距離警報」「車間距離制御クルーズコントロール」「カーブ警報/シフトダウン制御」などを行なう「ADA(アクティブ・ドライビング・アシスト)」を実用化。その後、自動ブレーキ機能を搭載したアイサイトも実用化し、“ぶつからない? クルマ”で一躍有名になった衝突防止自動ブレーキ機能を持つアイサイト ver.2へと進化させた。

 現在、アイサイトはver.3へとさらに進化しており、レヴォーグ、WRX S4については、65km/h以上の速度で車線中央維持機能までも実現している。

 SGP発表会においては、その将来像が語られ、2017年にはステレオカメラのみで全車速追従機能と低車速(0〜65km/h)での車線中央維持、渋滞時カーブ追従を自動車専用道路で実現。これはレベル2の自動運転に相当し、「TJA(トラフィック・ジャム・アシスト)」として紹介された。

 その後、2020年には、ステレオカメラ、デジタルマップ、レーダーを用いて「自動車線変更」「連続レーンキープ」「カーブ減速」を実現するとのことだ。

2017年に投入予定の全車速追従機能と低車速(0〜65km/h)での車線中央維持機能。渋滞時のカーブ追従も行なう
2020年に投入予定の自動車線変更など。後方や側方のクルマを認識するためにレーダーを搭載する

 SGP発表会においては、SGPの目的が動的質感の向上とともに安全性能の向上にもあることが語られた。バッテリー空間を確保するなどEV(電気自動車)化対応も行なわれている。また、動的性能が向上したことで応答遅れが小さくなり、より自動運転に向いたプラットフォームになっているという。

 最初のSGP採用車が2016年秋発売予定の新型「インプレッサ」となることが明らかにされているものの、今回の発表内容を素直に当てはめると2016年秋に登場予定の新型インプレッサには進化型アイサイトで実現するTJA機能は搭載されないことになる。

 思えば“ぶつからない?”アイサイトであるアイサイト ver.2の搭載も、最初のマイナーチェンジを迎えた先代(5代目)レガシィからだった。これにはさまざまな外的環境の変化があったと言われているが、TJA機能については誰もが待ち望んでいる機能だけに、SGP採用インプレッサにいち早く搭載してほしい機能だろう。

「自動車事故をゼロにする」ために

【お詫びと訂正】記事初出時、先代レガシィを4代目としていましたが正しくは5代目となります。お詫びして訂正させていただきます。

(編集部:谷川 潔)