RJC、今年の「カー オブ ザ イヤー」を決定
国産車はホンダ「インサイト」、インポートはアウディ「Q5」、テクノロジーはマツダ「i-stop」

2009年11月17日開催
11月18日:受賞理由発表
12月15日:授賞式



 RJC(日本自動車研究者・ジャーナリスト会議)は11月17日、ツインリンクもてぎ(栃木県芳賀郡茂木町)で「2010年次RJCカー オブ ザ イヤー最終選考会」を開催し、「RJCカー オブ ザ イヤー(国産車)」「RJCカー オブ ザ イヤー(インポート)」「RJCテクノロジー オブ ザ イヤー」のイヤーモデルを決定した。その結果、国産車部門は本田技研工業「インサイト」、インポート部門はアウディ「Q5」、テクノロジー部門はマツダのアイドリングストップ機構「i-stop」がそれぞれ受賞した。

 RJCカー オブ ザ イヤーは、自動車関連の研究者やジャーナリストが集まるRJCが運営するもので、今年で19回目を迎える。10月2日に第一次選考が行われ、国産車部門、インポート部門、テクノロジー部門でそれぞれ6ベストを決定。そして本日、57名のジャーナリストらにより6ベストの中からイヤーモデルを決定した。

部門ごとに投票用紙が用意され、これに点数を記入していく部門ごとに分けられた投票箱
イヤーモデル受賞者に贈られるトロフィー。投票前なので社名入りのプレートがまだついていない会場には各メーカーの担当者のほか、投票したジャーナリストらも混じって開票の様子を見ていた。投票者1人1人の採点がエクセルの表に打ち込まれていく形式で、その様子は前方の大型スクリーンで確認できる

 投票方法は、それぞれの部門の6モデルに1位~6位の順位をつけ、順位に応じた点数をつける。点数は1位=9点、2位=6点、3位=4点、4位=3点、5位=2点、6位=1点。それぞれの部門の最終結果は以下のとおりで、イヤーモデルの受賞理由については18日に発表され、表彰式は12月15日に開催される予定となっている。

【RJCテクノロジー オブ ザ イヤー】

1位は364点を獲得したマツダのアイドリングストップ機構「i-stop」。惜しくも2位になったのは三菱「i-MiEV」に採用される電気自動車システムで、353点を獲得。3位は227点のメルセデス・ベンツ「SクラスHYBRID」で採用されるハイブリッド技術マツダのスタッフとアクセラ

【RJCカー オブ ザ イヤー(インポート)】

1位は339点を獲得したアウディ「Q5」。2位は301点のフォルクスワーゲン「ゴルフ GTI」、3位は285点のアルファ ロメオ「ミト」アウディ ジャパンのスタッフとQ5

【RJCカー オブ ザ イヤー(国産車)】

1位は396点のホンダ「インサイト」。2位は285点の三菱「i-MiEV」、3位は247点のトヨタ「プリウス」ホンダのスタッフとインサイト

(編集部:小林 隆)
2009年 11月 17日