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ダンロップ、ラベリング制度で最高評価「AAA-a」を達成した「エナセーブ NEXT」
高純度天然ゴム「UPNR」などの使用で転がり抵抗を2008年当時から50%低減
(2014/9/5 18:05)
ダンロップ(住友ゴム工業)は、フラグシップ低燃費タイヤ「エナセーブ NEXT(ネクスト)」を9月8日に発売する。価格はオープンプライスで、発売サイズは195/65 R15 91Hのみ。タイヤのラベリング制度で最高評価となる転がり抵抗性能「AAA」、ウェットグリップ性能「a」を達成した製品。
エナセーブ NEXTは、同社が中長期的な技術テーマとして取り組んできた100%石油外天然資源タイヤ「エナセーブ 100」と並び、2013年の東京モーターショーで「50%転がり抵抗低減タイヤ」としてプロトタイプモデルが紹介されたタイヤ。2008年から開発がスタートし、当時のタイヤが持っていた性能から転がり抵抗を50%低減させた。
さらに新材料開発技術「4D NANO DESIGN」を開発に用い、新しい低燃費技術として天然ゴム内部の不純物を除去した高純度天然ゴム「UPNR(Ultra Pure Natural Rubber)」、ポリマーとカーボンをより強く結合させる「新カーボンカップリング剤」、ポリマー鎖を従来より長くした「新シリカ用変性ポリマー」、ポリマーとシリカの結合を強める「新シリカカップリング剤」などを投入。2012年2月に発売したエナセーブ PREMIUMと比較した場合でも転がり抵抗を10%低減させ、「エナセーブ史上No.1の低燃費性能」を実現したとしている。
ラベリング制度で「a」となったウェットグリップ性能では、大きな荷重がかかったときにポリマーの柔軟性を高める補強剤「ウェットグリップパウダー」を新開発。シリカと併用して路面のミクロの凹凸に対する接地面積を増やし、ウェットグリップ性能をエナセーブ PREMIUMから10%向上。低燃費性能に合わせて「エナセーブ史上No.1のウェット性能」も手に入れている。