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英アストンマーティン、ジュネーブショーで世界限定100台の「ヴァンテージ GT3スペシャルエディション」を公開

V12 ヴァンテージSから100kg軽量化、最高出力は600PSを発生

2015年2月18日(現地時間)発表

 英アストンマーティンは2月18日(現地時間)、スイスで開催される第85回ジュネーブ国際モーターショー(3月3日~4日プレスデー、3月5日~15日一般公開)において、世界限定100台の「ヴァンテージ GT3スペシャルエディション」を公開すると発表した。価格は不明だが、納車を2015年の第3四半期から開始する予定。

「ヴァンテージ史上もっともパフォーマンスに特化したロードゴーイングカー」と位置づけられる同モデルは、GT3マシンにインスピレーションを受けたスペシャルモデル。ヴァンテージシリーズでもっとも低く、もっともワイドなボディーを採用するとともに、フロント、リアともにトレッドを拡大し、高いハンドリング性能を実現している。

 エクステリアではサーキット走行を重視した空力パーツを装着するとともに、内外装にカーボンファイバーを多用。大きく張り出したカーボンファイバー・フロントウイング、カーボンファイバー・ボンネット、レース直系のリチウムイオン・バッテリー、カーボンファイバー・ドアケーシングに加え、オプションとしてカーボンファイバー・ルーフ、軽量ポリカーボネート・リアウインドー、リアクォーター・ウインドーなどを設定し、可能なかぎりの軽量化を目指したという。これらにより、ヴァンテージ GT3スペシャルエディションの車重はスタンダードバージョンのV12 ヴァンテージSよりも100kg軽量化された1565kgを実現。

 また、搭載エンジンのスペックはV12 ヴァンテージSが最高出力573PSなのに対し、ジオメトリーが見直されたマグネシウム・インテーク・マニホールド、軽量マグネシウム・トルクチューブ、センター出しのフルチタン・エグゾースト・システムなどの採用により600PSに引き上げられている。

 インテリアではフルカーボンファイバー・センタースタックやタッチセンサー・コントロール、カーボンファイバー・スポーツシート、アルカンターラ・トリムを採用。さらにパーソナリゼーション・サービス「Q by Aston Martin」によるビスポーク・オプションが豊富に用意されている。

(編集部:小林 隆)