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アストンマーティン、世界限定100台の「ヴァンテージ GT12 スペシャルエディション」を大阪城で披露

大阪城のライトアップをバックにした能楽とコラボレーション

2015年9月22日開催

 アストンマーティンのディーラーを手がける八光エルアールは9月22日、世界限定100台の「ヴァンテージ GT12 スペシャルエディション」を大阪城本丸広場で披露した。会場に集まった招待客は、特設舞台で行われた能楽「大阪城本丸薪能」を鑑賞して、アストンマーティンと大阪城をバックにした能楽とのコラボレーションを楽しんだ。

 イベントに出席した八光エルアール 代表取締役の池田淳八氏は「能という芸術は日本文化の最高峰で、歴史のある大阪城をバックに能を拝見するというのは、最高のシチューエーション」と、感想を話した。

 今回のコラボレーションは、文化活動に力を入れたいという同社の「大阪城本丸薪能」へのサポートにより実現したもので、池田氏は「アストンマーティンの先進性と、歴史のある大阪城や能楽を組み合わせた、面白さをお見せしたかった」とその狙いを話した。

八光エルアール 代表取締役の池田淳八氏
アストンマーティン・ジャパン マネージングディレクターの寺嶋正一氏
三味線による「007」のテーマとともに車両を披露
大阪城をバックにアストンマーティン「ヴァンテージ GT12 スペシャルエディション」を披露

 今回披露された世界限定100台の「ヴァンテージ GT12 スペシャルエディション」は、最高出力600PSを発生するV型12気筒 6.0リッターエンジンを搭載。ボディーは、カーボンファイバーのボンネットやドアケーシング、ポリカーボネート製のリヤウィンドゥ(オプション)などの軽量化で車両重量は1565kg。標準仕様「V12 ヴァンテージ S」との比較で100kgの軽量化を達成している。

 また、大型のリアウィングをはじめとするサーキットに照準を合わせた空力パッケージは、GT3カテゴリーにマシンを投入するアストンマーティンのモータースポーツ・テクノロジーを応用したモデルで、すでに全世界で完売という。

アストンマーティンのレーステクノロジーを投入したという「ヴァンテージ GT12 スペシャルエディション」

 イベントに出席したアストンマーティン・ジャパン マネージングディレクターの寺嶋正一氏は「アストンマーティンがレースで培ったテクノロジーを活かして、ロードゴーイングカーに作り上げたモデル。公道で走っても快適なドライバビリティを提供し、サーキットでは妥協を許さないダイナミックでスパルタンな走りを提供します」とその特徴を示した。

 販売状況について寺嶋氏は「全世界100台限定の生産ですが、発売からすぐに完売となりそのうち10台以上が日本のお客様に購入されています」と明かした。

 また、アストンマーティンの持つ魅力について、池田氏は「デザインや内装の仕上げは最高のもので、イギリスならではの上品さもあります。お客様も上品な方々が多く、老舗で歴史のある方々が上品に乗られています」と話した。

「DB9」も合わせて展示された
コラボレーションの舞台となった大阪城

(編集部:椿山和雄)