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アウディ、2.0リッターダウンサイジングターボなどを追加した新型「A6」シリーズ発表会
「マトリクスLEDヘッドライト」を追加設定
(2015/7/31 06:00)
- 2015年7月30日発売
- A6:628万円~959万円
- S6:1308万円~1346万円
- RS 6 アバント:1729万円
A6
モデル | エンジン | 変速機 | 駆動方式 | ステアリング | 価格 |
---|---|---|---|---|---|
A6 1.8 TFSI | 直列4気筒 DOHC 1.8リッター直噴ターボ | 7速DCT(7速Sトロニック) | 2WD(FF) | 右 | 6,280,000円 |
A6 アバント 1.8 TFSI | 6,660,000円 | ||||
A6 2.0 TFSI クワトロ | 直列4気筒 DOHC 2.0リッター直噴ターボ | 4WD | 6,800,000円 | ||
A6 アバント 2.0 TFSI クワトロ | 7,180,000円 | ||||
A6 3.0 TFSI クワトロ | V型6気筒DOHC 3.0リッタースーパーチャージャー | 8,880,000円 | |||
A6 アバント 3.0 TFSI クワトロ | 9,260,000円 | ||||
A6 オールロードクワトロ | 9,590,000円 |
S6
モデル | エンジン | 変速機 | 駆動方式 | ステアリング | 価格 |
---|---|---|---|---|---|
S6 | V型8気筒DOHC 4.0リッターツインターボ | 7速DCT(7速Sトロニック) | 4WD | 左/右 | 13,080,000円 |
S6 アバント | 13,460,000円 |
RS 6 アバント
モデル | エンジン | 変速機 | 駆動方式 | ステアリング | 価格 |
---|---|---|---|---|---|
RS 6 アバント | V型8気筒DOHC 4.0リッターツインターボ | 8速AT | 4WD | 左/右 | 17,290,000円 |
輸入車Cセグメントで20%のシェアを目指す!
都内にあるアウディ正規ディーラー「Audi 豊洲」で行われた新型A6の記者発表会では、アウディ ジャパン 代表取締役社長 大喜多寛氏が登壇。1968年に登場した「初代アウディ 100」から47年にわたる歴史、世界と日本の市場におけるA6シリーズの役割や販売状況、新しくなったA6シリーズの進化したポイントなどについて紹介を行った。
大喜多氏は「47年前に登場した初代モデルのアウディ 100は、今見ても欲しくなるようなクルマだと思いますが、ここからスタートした現在のA6に続くシリーズでは、新しいデザインや先進技術などをA6を皮切りに搭載してきています。過去で言えば、初めて乗用車に4WDシステムを投入した『クワトロ』や、レースで開発したV10エンジンの市販車採用、新しい軽量化技術として我々が『Ultra(ウルトラ)』と呼んでいる一連のコンセプト、ひと目でアウディ車と分かる『シングルフレーム』などを最初に搭載したのはA6でした。ほかにも技術やデザインで新しいことに挑戦するスタートになってきたのがA6です」と語り、A6シリーズが先進性に挑み続けてきたモデルであるアピール。
また、販売面では2004年からの変遷についてデータを提示。A6シリーズは2014年までの10年で世界市場での販売台数が2倍近くまで増加している。アウディ全体で170万台超となった2014年の販売台数のうち、A6シリーズが約30万台となっており、アウディにとって中核モデルとなっていると紹介した。
日本市場においては、2011年の1000台を少し超えるところから、第7世代となる現行型モデルになった2012年以降は3倍近い販売台数を毎年記録。アウディ ジャパンにとっても大切なモデルであり、A6シリーズが売れることによってアウディブランドのプレステージイメージが高まり、存在感も大きくなっている重要な存在であると解説した。
日本市場でA6シリーズが販売台数を伸ばした要因は、「デザイン」「Ultra技術による軽量化で、よりスポーティに走り、燃費もよくなって経済性が高まったこと」という2点が貢献していると分析している。このほか、新型のA6では、年間の販売目標を3000台に設定。A6シリーズが属する輸入車のCセグメントで20%のシェアを占めることを目指すと明かされた。
新型となったA6シリーズでは、これまでラインアップしていた自然吸気のV型6気筒DOHC 2.8リッターエンジンに替え、直列4気筒 DOHC 2.0リッター直噴ターボのダウンサイジングエンジンを採用。排気量は0.8リッター少なくなるものの、最高出力は35kW(48PS)、最大トルクは90Nm向上となる最高出力185kW(252PS)/5000-6000rpm、最大トルク370Nm/1600-4500rpmを発生。JC08モード燃費も11.8km/Lから13.6km/Lに15.2%向上した新グレードとなっている。また、新設定された2.0リッターのダウンサイジングターボ以外でも、RS 6 アバント以外のエンジンで出力の向上や燃費性能の改善が図られている。
また、2014年3月から日本導入している「A8」シリーズから採用がスタートした先進装備「マトリクスLEDヘッドライト」を、S6、S6 アバント、RS 6 アバントに標準装備、それ以外のモデルにオプション設定。全車に標準装備するインフォテイメントシステム「アウディコネクト」は内容を進化。アウディが大きな取り組みのテーマとなっている「コネクティビティ」の強化を図り、インターネット接続によってオペレーターによるカーナビ設定やホテル予約などが可能になり、Googleのサービスをアウディコネクトを扱えるようになったほか、車内でスマートフォンなどを最大8台までインターネットに接続できる「Wi-Fiスポット」機能も追加された。メーターパネルに設定されたカラー表示のマルチファンクションディスプレイ「DIS(ドライバーインフォメーションシステム)」では、メーターパネル内にカーナビの地図画面を表示できるようになっている。
このほか、マトリクスLEDヘッドライト導入に合わせてフロントマスクのデザインを一新。内外装のカラーリングに新色が追加されている。
発表会の最後に大喜多氏は、「このクルマはアウディモデルのなかでもスポーティでエレガントさがあり、本当に美しいデザインです。ぜひ多くのみなさんに乗ってもらいたいと思っています。私の個人的なお薦めはS6ですので、乗ってみたいと思った人は、お店に足を運んで試乗してみてください」とコメントしている。