まるも亜希子の「寄り道日和」
「JAXA」ロゴ入り「宇宙おにぎり」を実食
2021年5月6日 00:00
現役のF1ドライバーと宇宙飛行士は、どちらが多いのだろう? なんて考えているGW。東京都は3度目の緊急事態宣言が出てしまい、今年もステイホームに精を出しているのですが、そんな中、宇宙飛行士の野口聡一さんが、約半年ぶりに国際宇宙ステーションから地球に無事帰還した、というニュース。日本人最長のステーション滞在というから、素晴らしいですよね。
と、そこでふと思い出したのです。1年半ほど前、つくばエキスポセンターへ行った際にお土産ショップで見かけて、「これは車内に備蓄しておく非常食として、ちょっと変わりダネでいいかも」と思い購入しておいた、その名も「宇宙おにぎり」!
パッケージにはしっかりと「JAXA」のロゴが入っており、「この商品はJAXAの宇宙日本食認証制度を通じて開発されました」とあるのです。お湯か水を注ぐだけで、お湯なら15分、水なら約60分で美味しいおにぎりが完成(?)し、食べられるというではないですか。
クルマで出かけた先で災害に遭い、食べ物や飲み物に困ることもあるかもしれないですが、これなら水さえクルマに積んでおけば食べられるから、あったら安心かな、と思ったわけなのです。賞味期限を見ると、ちょうどあと1か月ほどで切れるところ。なので今日は、お天気もいいことだし、ベランダでピクニックがてら、この「宇宙おにぎり」(鮭)を試食してみようと思います。
作り方は簡単。袋状になっているパッケージの横に、ハサミマークとともに1、2、3と番号がふってあり、まずは1のところを切って、開封。中に入っている脱酸素剤を取り出してから、注水線の位置までお水を注ぎます。ハサミは出先に持ち歩かないので、手でも切れるようになっているのが助かりますね。
で、注水線まで約64mLのお水を注いだら、袋のチャックを閉めて、20回くらいよく振り混ぜるとのこと。あとはもう、じっと1時間待つだけです。注意点としては、袋を手で持っている状態の時には注水線ぴったりにしたつもりが、チャックを閉じて床に置いてみると水が少なくなっていたので、置いた状態で水を入れた方がいいかな、というところですね。さぁ~、どんなおにぎりになるのか、ワクワクです。
60分経過。外から見た限りは、おお、ふっくらと膨らんでいるようです。おそるおそるチャックを開けて、少しつまんで食べてみると……。うーん、まだちょっと芯が残っている感じかな? そこでもう少し、そのまま置いておくことに。
90分経過。見た目には、先ほどよりさらにふっくらした感覚です。またちょっとつまんでみると、これはもう、完成でしょう!
ただ念のため、あと30分待ってみることにし、120分経過。でも、見た目は90分の時と変わりないようですね。
なので、ここでいよいよ実食。持ってみると、最初の時よりずっしりとした重みとカタマリ感があります。パッケージのハサミマーク2、3と順に切り込みを入れていくと、きれいにおにぎりの形に切ることができました。これはいいアイディア! 手で直接おにぎりを触らなくても、食べられるのがいいですね。
そして肝心のお味の方は、うん、思ったよりボソボソとした食感は薄く、小粒のお米で作ったおにぎりという印象です。炊きたてのご飯で作ったおにぎりのような、もっちりとした粘りはありませんが、「お米を食べている」という満足感はちゃんとあるんだなぁと感じました。薄味ですが、シャケの風味もあり、これは間違いなく、シャケおにぎりです。心配していたのは、食べている時にポロポロとお米が崩れてしまうのではないか、ということでしたが、それも大丈夫。これなら、車内でもきれいに食べることができると思います。
ということで、珍しさに惹かれて買った「宇宙おにぎり」ですが、これはリピート決定。万が一に備えて、また車内に非常食として積んでおこうと思います。わが家は乳製品アレルギーの夫がいるので、パン系の保存食はNG。娘もご飯の方が好きなので、お米の非常食ってありがたいんですよね。
さらに、これは「宇宙おにぎり」と同じショップで見つけて、話のタネにもいいかも、と購入しておいた変わりダネ宇宙食の「たこ焼き」と「バニラアイス」も試食してみました。この2つも、長期間備蓄しておけて袋を開けるだけで食べられるので、とくにバニラアイスは甘いものが欠かせないという人にオススメですよ。