まるも亜希子の「寄り道日和」
美味しい「蕎麦」に導かれて
2021年4月1日 00:00
まるで美味しい「蕎麦」に導かれているようだった、この3月。仕事で出かけるたびに、日本各地の蕎麦処で夢のような出会いがあったのです。かねてより、最後の晩餐は信州・諏訪「八洲(やしま)」のざる蕎麦が食べたいと言っているくらいの蕎麦好きなので、こんな偶然は本当に嬉しいことなのです。
最初の蕎麦との出会いは、新潟県の上越へキックスの撮影で行った時のこと。編集部がお昼に行く予定でピックアップしていたお蕎麦屋さんが、なんと定休日だということが発覚し、途端にノーアイディアになってしまったのです。
そこで私は、ずっと使ってみたかった「NISSAN CONNECT」の力を借りることに。ナビ画面にあるスイッチを押すだけで、いつでもすぐに繋がるオペレーターサービス。この時もワンコールですぐに、優しい声の女性が出てくれました。そして、「今いるところの近くで、美味しいお蕎麦屋さんを教えてください」と話したところ、「かしこまりました~」と言ったと思ったら、すぐに「駐車場があるお店が現在地より1.2kmほどのところにございますが、よろしいでしょうか?」と提案してくれたのです。もちろん、そこでいいですと答えると、「それでは目的地に設定しますね」と言って、乗っていたキックスのナビに瞬時に目的地として表示されたではないですか。いや~、これはなんと便利!
しかもですね、そのNISSAN CONNECTご紹介のお店は、知る人ぞ知るミシュランガイド掲載のお蕎麦屋さんでビックリ。どうりで、古民家のようでいてモダンで雰囲気のいいインテリアといい、天ざるの盛り付けといい、妙にセンスがいいなぁと思ったわけです。新潟といえばへぎ蕎麦ですが、創業85年の伝統を受け継ぐ、地元産のそば粉と雪解け水からできた魚沼のお水で打った本格手打ち蕎麦は、お味の方も文句なし! 大満足のランチになりました。
お次は、ロケで訪れた埼玉県は奥秩父。この辺りの蕎麦も有名なので、撮影地だった滝沢ダムから少し下ったところにお蕎麦屋さんがあるらしいと、行ってみたわけです。「蕎麦カフェ 神庭」という看板はちょっと今風な感じで、正直なところ最近できた観光客向けのお店かなーなんてあんまり期待してなかったのですが、到着してみると……。
なんとなんとそこも、知る人ぞ知る手打ちそばと創作和食のランチが名物のお店。ガラガラ~と扉を開けて入ると、暖炉のあるロビーや山が見えるリビングなど、まるで懐かしいおばあちゃんの家に遊びに来たような雰囲気なんです。
そして1つしかないランチメニューは、手の込んだ山の幸の料理が所狭しと並んだ豪華さ! こんなに食べきれるかな~という心配は見事に裏切られ、少し遅れて出てくるざる蕎麦もペロリと完食しちゃいました。居心地もよくて、コーヒーはお賽銭箱に自分で100円を入れるセルフスタイル。なぜお賽銭箱かといえば、このお店のすぐ裏が有名な三峰神社だそうなのです。なるほど、だから「神の庭」なんですね。お店のおじさんの話によれば、「ここで手を合わせてもご利益があるよ」とのこと。本当に素敵な出会いでした。
このほかにも、いくつかの素敵な蕎麦との出会いがあり、幸福な時間に大満足。いつか、日本各地の蕎麦をめぐるドライブをやってみたいなと思っていましたが、少しその楽しさを味わうことができた1か月でした。これからも、美味しい蕎麦との出会いを楽しみにしていたいと思います。