まるも亜希子の「寄り道日和」
新型ヴェゼルのワールドプレミア
2021年2月25日 00:00
一生に一度あるかないかという、とてもとても貴重な体験をさせていただきました! なんとなんと、ホンダの新型ヴェゼルが世界に初公開される「ワールドプレミア」の瞬間に立ち会わせていただいちゃったのです。ヴェゼルといえば、世界累計で384万台を販売した大ヒットSUV。日本だけでなく世界中の人たちが、フルモデルチェンジしてどうなったのか、大注目まちがいナシのモデルですよね。
まだ昨年中のことでしたが、もう15年くらいお世話になっているディレクターさんからお電話をいただき、「とある新型車の発表イベントのMCをやっていただけませんか」と打診されたので、いつものように「はいはい、もちろんやらせていただきま~す」なんて気軽に二つ返事でお受けしたんですね。
ところがその後、新型ヴェゼルのワールドプレミアだということがわかり、びっくり仰天。ヒェ~~、そんなに大事なイベントなのに、私で大丈夫? 人選まちがってないですか? と青ざめてしまったわけです。
しかも今回、新型ヴェゼルにはたくさんの著名人がアンバサダーとして名を連ねており、ワールドプレミアにも何名かが出演されるというではないですか。もうますます、大丈夫か、私!
とはいえ一度お引き受けしたお仕事ですから、その日からまずはイメトレです。できるできる、絶対成功する! と暗示にかける(笑)。さらに、ワールドプレミアでは、私自身がまず新型ヴェゼルの魅力を理解して、皆さんにお伝えするお手伝いをするわけなので、事前にお勉強の場も設けていただいて、感謝感激。
そこで初めて実車と対面し、すごくカッコよく、素晴らしいクルマだと思ったことで、スッと気持ちがラクになったのも事実です。だってそもそもクルマが今ひとつだったら、嘘をついて「いいクルマですよ」とはなかなか言いにくいので、どうしても表情やテンションに出ちゃうと思うんですね。でも新型ヴェゼルは、「早くたくさんの人たちに見てほしい、よさを伝えたい」と感じたので、その後がすごくやりやすかったなと思います。
そんなこんなで、2月18日のワールドプレミアが近づいてきたわけなんですが、1週間ほど前にディレクターさんをはじめ開発責任者を務めた岡部LPLと、当日の進行の確認をしたんですね。そこで台本をいただき、あとはこれを頭に入れて……。と思っていたら、なんとそこで台本がNGということになり、まったくの白紙に! イベントをよりよいものにしたい、新型ヴェゼルを最高の形でお披露目したい、という熱い想いに感銘を受けつつ、お~っと、やっぱり大丈夫か、私! とまた不安に(笑)。新しい台本が届いたのはリハーサル当日でした。
まぁでも、ここまできたらやるしかないっ。あとは楽しもう! カメラワークやそれぞれの立ち位置を確認し、トークに入れる要素などを、リハーサルに立ち会っていただいた広報部の太田さん、鵜沢さんとも話し合いながら、少しずつ内容に厚みが出ていく感覚。いろんな役割の人たちがアイディアを出し合って、1つの大きなイベントを作り上げていく、このプロセスが私はすごく好きなんだなぁとあらためて感じました。
そして一夜明けて、いよいよ本番。当日は、俳優の井浦新さん、女優の玉城ティナさん、モデル/タレントのよしミチ姉弟の4名がアンバサダーとして出演されました。出演者全員の顔合わせの後、すぐにランスルーに入ります。これが本番の12時30分のわずか2時間前。誰がどこへ走っていくのか、予測不能のマシン4台の出走を待つような緊張感。もうドキドキだったのでした。
そんなこんなで迎えた本番の様子は、Honda公式YouTubeチャンネルのアーカイブでぜひご覧いただきたいのですが、私としては、細かな反省点はあるものの、やるべきことはやれたかなとホッとしました、とだけお伝えしておきますね。
印象的だったのは、井浦さんがすごくクルマがお好きなようで、ランスルー中もずっと岡部LPLに新型ヴェゼルのことを色々と聞いたり、走りの話で盛り上がっていたこと。玉城さん、よしミチ姉弟のよしあきさん、ミチさんもそれぞれの感性が新鮮で、私にはない視点でクルマを見ているのが面白かったです。そんな井浦さんたちをはじめ、14名のアンバサダーの皆さんが撮影した新型ヴェゼルの動画や写真が、今後もSNSにアップされるとのことで、それもすごく楽しみです。
1台のクルマが完成し、お披露目されるまでには、本当にたくさんの人たちの想いが込められているんだな、ということをあらためて実感。これからまた4月に正式発表、ディーラーでの受注開始と、たくさんの節目が待っている新型ヴェゼルにぜひ、注目してほしいと思います。