まるも亜希子の「寄り道日和」

ドキドキを求めて見つけたバレンタインのプレゼント

「柿の種史上初。完全新型による『単型多車種』同時型抜きが可能にした、バリエーション豊かな柿の種。」という、それらしい謳い文句が笑いを誘う、日産の新型カキノタネ。日産テクニカルセンターと、その地元伊勢原市がコラボレーションして、23車種のフォルムとパッケージデザインを日産のデザイナーが担当。生地を抜く金型を、日産自動車総合研究所が技術協力したそうです。お値段は1つ500円。ハコスカ、フィガロなどなど懐かしの日産車が続々と出てきて、もったいなくて食べられないかも(笑)

 彼氏だったころと、夫になった後で違うのは、「バレンタインに何か欲しいものある?」と単刀直入に聞けてしまうことかもしれないなぁ、なんてちょっと寂しく感じたりしている今日このごろ。だって、お互いに「何かプレゼントをあげる(もらえる)」って分かっちゃってるし、毎年のことなのでサプライズもなにも……って感じなんですもの。好きな色やブランドを一生懸命リサーチしたり、帰り道に待ち伏せしたり、なんてドキドキハラハラしていたころがなつかしい! 皆さんは、もう今週末に迫るバレンタインデー、今でもドキドキしていますか?

 わが家は夫が3年前に突如として乳製品アレルギーになってしまい、市販の普通のチョコレートは食べられないので、アレルギー対応の素材を使った手作りチョコレートケーキと、リクエストを聞いてプレゼントをあげるのがお約束になりつつあります。

 でも今年は、それじゃやっぱりつまらないなぁと思い、あえてリクエストを聞かずにいろいろと物色してみることに。その中で、ぜひクルマ好きの男性へのプレゼントに悩んでいる人、リクエストを聞かれて困っている人にオススメしたいアイテムを見つけたので、ご紹介したいと思います。

 まずは、お手ごろな価格だけどインパクト満点のものを探している人や、甘いものが苦手な人にぴったりなのが、日産から登場した「新型カキノタネ」!

 いや~、このリリースを見た時には爆笑しましたね。NEXCO中日本のサービスエリアで販売開始するとのことだったので、発売初日に海老名SAに立ち寄ったのですが、なぜかその時はゲットできず、結局は横浜のグローバル本社ギャラリー内のショップで入手したのでした。

 これはクルマのドリンクホルダーにすっぽりと置けるサイズなので、ドライブのお供にもいいし、柿の種の1つ1つが日産車のカタチをしているので、車名を当てるゲームもできちゃいます。中には「?」と悩ましいカタチも入っているのですが、それは開けてからのお楽しみ。パッケージも3タイプあるので、日産好きの男性なら全部揃えたくなりそうですね。

モトーリモーダで扱っている「HEEL TREAD」というブランドの靴下は、分かる人には分かる、いろんな名車をモチーフとしたカラーや柄がオシャレ! 新作もたくさん出ていて、最新作は1976年に登場したティレル P34と、フェラーリ 126C2という、往年のF1マシンがモチーフとなったデザインです。P34の方は左右でゼッケンが違うんだとか。そういう凝ったところも、マニア心をくすぐりますよね。お値段は1足1650円。オンラインショップでも購入可能です

 そして2つ目のオススメは、何か身につけるモノがいいけど、あからさまにクルマっぽいのはちょっと。という人にぴったりな、「分かる人には分かる」的なデザインがオシャレな靴下です。

 これは「大人のモータースタイル」を提供するセレクトショップ、モトーリモーダで見つけたのですが、どこかで見たような色や柄が並んでいて、思わず「えっと、これはゴルフGTIでしょ、こっちはアストンマーティン・DB5でしょ」と、またまた車名当て大会が始まっちゃいました。そして悩みに悩んで、マツダがル・マン24時間レースを制したマシン、787Bの靴下をゲット。足下からチラッとあのオレンジとグリーンのカラーが覗くと、挿し色にもなってなかなかオシャレなんです。プレゼントする相手の愛車だったり、憧れのクルマだったり、その人の雰囲気で似合いそうな車種の靴下を選んであげるのって、楽しいですよね。

フランスの歴史あるプレミアム・カーオーディオブランド「FOCAL」をはじめ、日本発の世界に認められたハイエンドオーディオ「BEWITH」の製品が並ぶショップ「フォーカル プラグ&プレイ本店<木更津アウトレット前>」の店内。気になるスピーカーを手にとって見たり、デモカーで試聴も可能です。ほかに守谷、千葉北、岡崎、敦賀、心斎橋にもショップがあるので、ぜひお近くのショップで最高の音に触れてみて欲しいです

 さて、最後はちょっと奮発してあげるプレゼントになりますが、のちのち自分のためにもなるものなので、プレゼントというより投資かな!? という気もする「いい音」の贈り物です。

 実は先日、取材でお邪魔した「FOCAL PLUG&PLAY本店<木更津アウトレット前>」で、プジョー208の純正スピーカーと、FOCALの輸入代理店でもある日本発のハイエンドオーディオ「BEWITH」のスピーカーを装着した208のデモカーを聴き比べてビックリ! もうまったく次元が違う音の世界が広がっていたんです。

 同じ曲を同じ音量で聴いたのに、デモカーの方は208の室内が何倍にも広くなったかのように、楽器の心地よい響きに包まれ、ボーカルの息遣いや表情まで浮かんでくるような、心を揺さぶる音にすっかり浸ってしまいました。

 その驚きと感動はぜひレポートをご覧いただきたいのですが、ドライブ中に好きな音楽を聴くのが楽しみ、という人には最高の贈り物になること間違いなしです。

 しかも、私は子供と一緒に後席に座るようになって初めて、「後ろの席ってこんなに音がわるいんだ、聞こえにくいんだ」と気がつきました。なので、これをプレゼントすることによって、後席に座る自分や子供も、いい音に包まれて気持ちのいいドライブができるようになる。子供の情操教育にも、絶対にいい効果があると思うんですよね。

 ショップはアウトレットの目の前なので、愛車にスピーカーを装着してもらっている間は、歩いてお買い物も楽しめます。緊急事態宣言が明けたら、ドライブがてらに試聴しに行くのもオススメですよ~。

 というわけで、クルマ好きな男性にぴったりのプレゼント、いかがでしたでしょうか? 夫婦の場合は、好きだなんだというよりは、“日ごろの感謝を伝える日”のようなバレンタインデーですが、せっかくなら相手が喜ぶ顔を見たいし、楽しみたいですよね。皆さんもどうぞ、Happy Valentine♪

まるも亜希子

まるも亜希子/カーライフ・ジャーナリスト。 映画声優、自動車雑誌編集者を経て、2003年に独立。雑誌、ラジオ、TV、トークショーなどメディア出演のほか、エコ&安全運転インストラクターなども務める。海外モーターショー、ドライブ取材も多数。2004年、2005年にはサハラ砂漠ラリーに参戦、完走。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。2006年より日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。ジャーナリストで結成したレーシングチーム「TOKYO NEXT SPEED」代表として、耐久レースにも参戦。また、女性視点でクルマを楽しみ、クルマ社会を元気にする「クルマ業界女子部」を吉田由美さんと共同主宰。現在YouTube「クルマ業界女子部チャンネル」でさまざまなカーライフ情報を発信中。過去に乗り継いだ愛車はVWビートル、フィアット・124スパイダー、三菱自動車ギャランVR4、フォード・マスタング、ポルシェ・968、ホンダ・CR-Zなど。 現在は新型のスバル・レヴォーグとメルセデス・ベンツVクラス。