まるも亜希子の「寄り道日和」

お寺のカレーに和み地蔵、見どころたくさんの「鎌倉 長谷寺」へ

「長谷観音」と親しまれ、日本全国から参拝者が訪れる鎌倉 長谷寺。この山門の赤提灯が目印だったのですが、なんと2021年元旦からご本尊と同じ金色の提灯に変わったそうです! 3月には、和紙と光の演出で観音様のやさしさを顕しながら、観音様の全身がひと目で拝める「全身総開帳」が始まるそうですよ

 2021年がスタートしました! 皆さま本年もどうぞこのコラムをご贔屓に(笑)、よろしくお願いいたします。

 皆さまのお正月は、いかがでしたか? 私はいつもと違うことだらけのお正月。忘年会も新年会もなく、初詣も初スキーもまだ行っていない代わりに、録画してあった映画やドラマを一気に見たり、近くの公園でバトミントンに熱中したり。昨年のお札を納めて、新しいお札と交通安全のお守りをいただきたいので、もう少ししたら出かけようとは思ってますが、様子を見ながらになりそうですね。

 そんな中、ぜひ機会を見て皆さんにも訪れてほしいなと思うのが、鎌倉にある「長谷寺」です。私はひと足先に、昨年の秋に訪れてきたのですが、2021年は長谷寺の本尊が造立されて1300年という記念の年にあたります。

 本尊に祀られている十一面観世音菩薩は、養老5年(721年)に徳道上人が「この世の人々が悩みや苦しみから救われるように」と願い、奈良で一本の霊木から2体の十一面観世音をつくらせたうちの1体と伝えられているそう。人々を救うよう、海に流された1体は三浦半島に流れ着き、長谷寺が創建されたとのことなんです。

十一面観世音菩薩は、この本尊の中で拝むことができます。長谷寺の公式サイトには、現在の混雑状況がわかる機能もあるので、空いている時を見計らって訪れるといいですね

 手が届きそうなほど近くで拝めるそのお姿は、ハッと心を奪われる美しさがありました。思わず手を合わせて、目を閉じて祈りたくなるような、古からの深い深い願いがそこにあるように感じたのでした。写真撮影ができなかったので、ぜひ皆さんの目で、心で体感いただきたいなと思います。

 長谷寺にはこのほかにも、1日いても飽きないほど、見どころがたくさん。観音山の裾野から中腹に広がる境内は、もともと1年中何かしらの花が絶えない、「鎌倉の西方極楽浄土」と呼ばれているほどですが、1月は梅の花が目を楽しませてくれます。

 今年こそはと良縁を願う人は、境内に3箇所ある「良縁地蔵」を探してぜひお参りを。一緒に写真を撮りたくなる「和み地蔵」は、今はマスク姿でした。

カメラを向ける人が絶えない、アイドルばりに人気の「和み地蔵」がこちら。マスク姿でも癒されますね。この向かい側に大黒堂、先に進めば弘法大師ゆかりの地と伝わる弁天窟、写経場の書院があります

 金運を上げたい人は、大きくて見ているだけでハッピーになれそうな笑顔の大黒天が祀られている「大黒堂」へ。ここは鎌倉・江ノ島七福神巡りの1つにも入っているので、ドライブがてらに7つを巡るのもいいですね。

 そしてお腹が空いたら、相模湾一の絶景を見ながら美味しい食事がいただける「海光庵」で一服。動物食材を使わずに作った「お寺のカレー」や「ビーガンミートパスタ」など、ホッとする美味しさでオススメです。

一緒に行った吉田由美さんと、相模湾一の絶景が楽しめる境内のお食事処「海光庵」でひと休み。ヘルシーな「お寺のカレー」1000円と、柔らかくて美味しいみたらし団子をペロリといただいちゃいました(笑)

 最後に、ぜひ挑戦してほしいのが美しい枯山水庭園を抜けて訪れる書院で体験できる「写経」。私もここで初体験したのですが、初級、中級、上級と選べて、筆ペンを借りて椅子に座って行うので、思いつきで行っても大丈夫。ここも撮影はNGで、完成した写経用紙は、最後に願い事を書いて納めてきてしまうので、私が本当にやりきったという証拠を皆さんに何もお見せできないんですが(笑)、1文字1文字書き写すうちに、心の波が静まったような気がします。

 時期が来たら、約2500株のアジサイが鑑賞できる眺望散策路なんかも、またのんびり楽しみたいなぁと思う、とても素敵な長谷寺。本尊造立1300年記念の様々な催し物や、記念頒布も予定されているようなので、コロナの状況を見ながらにはなりますが、奇跡のような観音様に思いを馳せて、2021年を心穏やかに過ごしたいなぁと思います。

まるも亜希子

まるも亜希子/カーライフ・ジャーナリスト。 映画声優、自動車雑誌編集者を経て、2003年に独立。雑誌、ラジオ、TV、トークショーなどメディア出演のほか、エコ&安全運転インストラクターなども務める。海外モーターショー、ドライブ取材も多数。2004年、2005年にはサハラ砂漠ラリーに参戦、完走。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。2006年より日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。ジャーナリストで結成したレーシングチーム「TOKYO NEXT SPEED」代表として、耐久レースにも参戦。また、女性視点でクルマを楽しみ、クルマ社会を元気にする「クルマ業界女子部」を吉田由美さんと共同主宰。現在YouTube「クルマ業界女子部チャンネル」でさまざまなカーライフ情報を発信中。過去に乗り継いだ愛車はVWビートル、フィアット・124スパイダー、三菱自動車ギャランVR4、フォード・マスタング、ポルシェ・968、ホンダ・CR-Zなど。 現在は新型のスバル・レヴォーグとメルセデス・ベンツVクラス。