まるも亜希子の「寄り道日和」
日本カー・オブ・ザ・イヤー 10ベストカー取材会に参加しました
2020年12月3日 00:00
コロナ禍により激動の1年となってしまった2020年ですが、実は新型車は、注目度がとっても高いモデルがたくさん登場して、1989年以来と言えるほどの「ヴィンテージイヤー」となりました。
先日、そんな2020年に最も輝いたクルマを決める「日本カー・オブ・ザ・イヤー」(COTY)の選考がスタートし、まずは10台に絞る「10ベスト」が決定。個人的には日本車が優勢かな~と感じていたんですが、蓋を開けてみればバランスよく日本車5台、輸入車5台という結果に。
もちろん、10ベストに残ったモデルはどれも素晴らしいのですが、私としては大好きなスズキ「ハスラー」、大きな話題となったダイハツ「タフト」が残らなかったのは、かなり残念かなぁと思っています。
とはいえ、大賞のほかに特別賞として、「デザイン・カー・オブ・ザ・イヤー」「テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤー」「パフォーマンス・カー・オブ・ザ・イヤー」「K CAR オブ・ザ・イヤー」の4賞が設けられているので、軽自動車はハスラー、タフト、ルークス/ekクロススペース/ekスペースが三つ巴の大激戦! もしかすると、K CAR オブ・ザ・イヤーは大賞と同じくらい、手にするのが難しいのかもしれないなぁと感じました。
そして、10ベストの10台を同じ条件で試乗し、選考の際の参考とする「10ベスト試乗会」が、今年は袖ヶ浦フォレストレースウェイで開催され、私は吉田由美さんとずっと一緒に珍道中(笑)。
というのは女性同士だと、まず目が行くのはデザインやボディカラー、インテリアのセンスだったりするんですね。でもモデルとしても活躍している由美さんだけに、そのあたりのチェックが厳しいのです。ファッションのトレンドにも敏感なので、聞いているとフムフムと勉強になることも多いんですが、今回、お眼鏡にかなったのはマツダ「X-30」のインテリアや、プジョー「208」の内外装あたりでしょうか。
一方で、私としてはファッションも気になるものの、ママ目線はどうしても外せないところです。子供が汚しにくいインテリアとか、乗り降りのしやすさ、後席の乗り心地のよさは、とくに気になってしまうんですね。その点、ホンダ「フィット」、スバル「レヴォーグ」は、改めてコスパも含めてポイント高いなぁと実感しました。
また、この10ベスト試乗会の醍醐味として、メーカーの開発者から直接、セールスポイントが聞けるのもいいところです。輸入車の場合は、なかなか本国から開発者が来るというのは、新型コロナの影響もあって難しいのですが、日本車は全メーカーの開発者が参加してくださっていたので、私たちはできる限り質問したり、一緒に乗ってもらって試乗したり、ここでしかできない取材をさせてもらいました。その成果は後日、YouTubeなどでレポートしたいと思います。
この10ベスト試乗会の直後から、いよいよ最終選考会の投票がオンラインでスタートしたんですが、ま~、やっぱり今年も胃が痛いくらい悩みました。大賞はもちろん、意外にも私にとってはデザイン・カー・オブ・ザ・イヤーがなかなか決まらなくて。デザインってとくに、個人の好みの問題も大きいので、難しいですよね。どれが獲るのか、本当に予測不能。もうドキドキです。
最終選考会は、今年はオンラインで生中継されるので、その場にいる緊張感が味わえないのが残念。ですが、12月7日17時~、どなたでも「日本カー・オブ・ザ・イヤー公式YouTubeチャンネル」にアクセスしてご覧いただけるので、ぜひぜひ、皆さんも一緒にドキドキしましょう!