イベントレポート

【CES 2019】NVIDIA、世界初のレベル2+自動運転システム「NVIDIA DRIVE AutoPilot」市販化。ContinentalとZFが採用製品を2020年生産開始

2019年1月7日(現地時間)発表

NVIDIA 創業者 兼 CEO Jen-Hsun Huang(ジェンスン・フアン)氏。写真は1月6日に行なわれた基調講演のもの

 NVIDIAは1月7日(現地時間)、ラスベガスで開催中の「CES 2019」において、AIを統合した世界初のレベル2+自動運転システム「NVIDIA DRIVE AutoPilot」の市販化を発表した。大手自動車部品サプライヤの独Continentalと独ZF Friedrichshafen(ゼット・エフ・フリードリヒスハーフェン)が自社ソリューションに採用し、2020年から生産を開始する。

 DRIVE AutoPilotは、SoC「NVIDIA Xavier」とNVIDIA DRIVEソフトウェアを統合し、車両と内側と外側に巡らせたカメラセンサーの認識などさまざまなディープニューラルネットワークの処理に対応、完全自動運転に必要な高速道路の合流、車線の変更、車線の認識、パーソナルマッピングなどを実現する。また、車内ではドライバーの監視、AI副操縦、高度な車内視覚化などの機能を提供する。

世界初のレベル2+自動運転システム「NVIDIA DRIVE AutoPilot」の環境認識

 XavierはCPUとCUDA GPUのほか、ISP(イメージシグナルプロセッサ)、VPU(ビデオプロセッシングユニット)、PVA(プログラマブルビジョンアクセラレータ)、DLA(ディープラーニングアクセラレータ)の計6つのプロセッサと90億個のトランジスタを統合した自動運転車向けのSoCで、すでに量産に入っている。一方、DRIVEソフトウェアは、360度のサラウンドセンサーによる自車の位置特定、ほかの車両の認識、歩行者認識、交通標識認識などを行なう「DRIVE AV」と、ドライバーへの注意喚起や眠気の警告、車外環境の視覚化など車内の処理を行なう「DRIVE IX(Intelligent eXperience)」といったソフトウェアスタックからなる。

 なお、独Continentalと独ZF Friedrichshafenは同日、それぞれプレスカンファレンスを開いて自動運転ソリューションについて言及しており、特にZFは自動運転用コンピュータ「ZF ProAI」の最上位に位置する「ZF ProAI RoboThink」を初公開している。

ZF Friedrichshafen CEO Wolf-Henning Scheider氏
ZF ProAI RoboThink
RoboThinkはZF ProAIの最上位

編集部:松本俊哉