東京オートサロン2015
スバル、勝利への執念を感じる2015年のモータースポーツ参戦体制を発表
「レガシィ B4 BLITZEN CONCEPT」「XV SPORT CONCEPT」「レヴォーグS CONCEPT」も写真で紹介
(2015/1/10 04:54)
- 2015年1月9日~11日開催
- 幕張メッセ 国際展示場ホール1~11/イベントホール
攻めの姿勢をさらに強めた2015年のスバル/STIモータースポーツ体制
2014年同様、オートサロン初日に2015年のスバル(富士重工業)/STIモータースポーツ活動計画の発表が行われた。発表の冒頭で辰己英治STI総監督が昨年の結果を「惨敗」だと述べ、今まで以上に勝ちに行く強い姿勢を見せた。
WRX STIで参戦するニュルブルクリンク24時間レースでは長年ドライバーを努めて来た吉田寿博選手の勇退を発表。2015年は佐々木孝太選手、マルセル・ラッセー選手(ドイツ)、カルロ・ヴァンダム選手(オランダ)に加え、2014年VLN(ニュルブルクリンク長距離選手権)チャンピオンのティム・シュリック選手(ドイツ)が参戦し「SP3T」クラスでの優勝を狙う。
SUPER GTは昨年同様SUBARU BRZ GT300で戦う。ただしマシン製作については今まで以上にスバル/STI主導で行うことを明言。ドライバーは佐々木孝太選手に代わり山内英輝選手を起用。井口卓人選手とのコンビでチャンピオンを狙う。辰己英治STI総監督はポイント計算せずに1戦1戦全力で臨み、シリーズ3勝を目標にすると語った。なお今シーズンはニュルブルクリンク24時間レース同様ダンロップタイヤでの参戦となるのが大きな変更点だ。
なお、会場のモニターにはかつてのWRCでの走りやペター・ソルベルグ選手の姿も見られ、昨シーズンの全日本ラリー選手権の模様も流れていたが、ラリーに関する発表はなかった。
スバルは、「レガシィ」「レヴォーグ」「XV」のコンセプトカーも展示した。赤いレガシィ、青いレヴォーグ、黄色いXVと華やかな3台に加え、PROVAが手がけたWRX S4のカスタマイズモデルや今年からSUPER GTに投入されるアウトバック SUPER GT 2015 FRO(First Rescue Operation)などを展示している。
レガシィ B4 BLITZEN CONCEPT(参考出品車)
新型レガシィB4をベースにスポーツ性を高め、かつてレガシィの個性的な特別仕様車として人気を博した「BLITZEN」のコンセプトを最新のレガシィで再現したのがレガシィ B4 BLITZEN CONCEPTだ。ボディーカラーはBLITZENのイメージカラーでもある華やかな赤「プレミアムレッド」。またBLITZENならではの個性的なルックスも健在。カーブキルトを施したベージュ色の革を採用し、上質かつ華やかなインテリアも特徴的だ。
レヴォーグ S CONCEPT(参考出品車)
STIコンプリートカーの最高峰モデル「S」シリーズのコンセプトをレヴォーグで実現した。質感の高い乗り味や運動性能達成のためのチューニングも多岐に渡るが、何より吸排気系を含めたSTI独自のチューニングと6速MTの採用が大きなトピックスだろう。なおボディーカラーは伝統の青「WRブルー・パール」だ。