フランクフルトショー 2017

【フランクフルトショー 2017】新型「ランドクルーザー」「C-HR Hy-Power コンセプト」を公開したトヨタブース

現行C-HRのシステムをハイパワー化したモデルの登場か?

2017年9月12日(現地時間)発表

新型ランドクルーザーとの記念撮影に応えるトヨタモーターヨーロッパの社長兼CEO ヨハン・ファン・ゼイル氏(左)、ランドクルーザーシリーズの開発責任者である小鑓貞嘉氏(右)

 トヨタ自動車は、ドイツ フランクフルト市で開催されている2017年フランクフルトモーターショー(プレスデー:9月12日~13日、一般公開日:9月16日~24日)の初日にあたる9月12日(現地時間)に、同タイミングで日本でも発表された新型「ランドクルーザー」(日本ではランドクルーザープラド)とともに、C-HRのコンセプトモデル「C-HR Hy-Power コンセプト」を公開した。

 トヨタのカンファレンスでは、トヨタモーターヨーロッパの社長兼CEO ヨハン・ファン・ゼイル氏が登壇してトヨタグループの販売状況などについて説明を行なうとともに、新型ランドクルーザーについては直列4気筒DOHC 2.8リッター直噴ディーゼルターボエンジン搭載車を展開していくこと(ロシアおよび東欧では2.7リッターおよび4.0リッターガソリンを導入)、オートマチックハイビームやレーンディパーチャ―アラート、ACC(アダプティブクルーズコントロール)、自動ブレーキなどからなる衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense」を導入したことをアピール。

 そしてカンファレンスの最後にランドクルーザーシリーズの開発責任者である小鑓貞嘉氏も駆けつけ、新型ランドクルーザーのアピールを行なった。

トヨタモーターヨーロッパの社長兼CEO ヨハン・ファン・ゼイル氏は、新型ランドクルーザーで衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense」を導入したことをアピール
直列4気筒DOHC 2.8リッター直噴ディーゼルターボエンジンを搭載する新型ランドクルーザー。外観では19インチのアルミホイールを装着
新型ランドクルーザーのインテリア

 一方、C-HR Hy-Power コンセプトに関してはカンファレンスでは触れられず、詳細は不明なものの、現行C-HRに搭載されるシステムよりもハイパワーになることが予告されている。

 エクステリアについても既存のデザインとは一線を画し、炭素をダイヤモンドに変える自然の力にインスピレーションを得て、マットダークカーボンシルバーのボディカラーをベースにピラーやミラー部、フロントバンパーの開口部の一部などにバーニングオレンジカラーの加飾が与えられた。また、インテリアについてもブラックを基調にトリム部やシートなどにオレンジの挿し色が入るなど、独自のデザインを採用している。

 正式モデルとして発表されるかどうか現時点では不透明なものの、今後の展開に期待のかかる1台といえそうだ。

C-HR Hy-Power コンセプト

編集部:小林 隆