イベントレポート
【ジュネーブショー 2018】独ダイムラー、「AMG GT」の4ドアバージョン「GT 63」「GT 53」公開。今夏に導入予定
V8の「GT 63 S 4MATIC+」「GT 63 4MATIC+」、直6の「GT 53 4MATIC+」の3モデル
2018年3月7日 22:10
- 2018年3月6日~18日(現地時間)開催
独ダイムラーは、スイス ジュネーブで開催されている「第88回 ジュネーブ国際モーターショー」(プレスデー:3月6日~7日、一般公開日:3月8日~18日)で、スポーツカー「メルセデス AMG GT」の4ドアクーペを公開した。同モデルは今夏に欧州市場などで発売を開始する予定。
メルセデス AMG GT 4ドアクーペでは、V型8気筒4.0リッター直噴ツインターボエンジンを搭載する「メルセデス AMG GT 63 S 4MATIC+」「メルセデス AMG GT 63 4MATIC+」とともに、直列6気筒3.0リッターターボエンジンを搭載する「メルセデス AMG GT 53 4MATIC+」の計3モデルを展開する。
エクステリアでは、メルセデス AMG GTを想起させるフロントグリルとともに、フレームレスのサイドウィンドウ、スリムなLEDテールランプなどを採用。V8モデルではフロントバンパー両サイドのダクトに3本のルーバーが備わるほか、台形の4本出しテールパイプなどを採用。直6モデルではルーバーが2本になり、テールパイプの形状は楕円になる。また、サスペンションについてはV8モデルはエアサスペンション「AMG RIDE CONTROL +」を、直6モデルはスチールスプリングを備えたサスペンションを標準装備する。
パワートレーンは、63系にV型8気筒4.0リッター直噴ツインターボエンジンを搭載し、GT 63 Sでは最高出力470kW(639HP)/5500-6500rpm、最大トルク900Nm/2500-4500rpmを、GT 63では最高出力430kW(585HP)/5500-6500rpm、最大トルク800Nm/2350-5000rpmをそれぞれ発生。これに専用に調整を行なったという9速AT「AMG スピードシフト MCT 9G」を組み合わせる。
さらにGT 53では最高出力320kW(435HP)/6100rpm、最大トルク520Nm/1800-5800rpmを発生する直列6気筒3.0リッターターボエンジンに電動スーパーチャージャー、最高出力16kW&最大トルク250Nmの電気モーター、48V電気システムなどを採用。
インテリアでは、イルミネーション機能を備えるタービンデザインのエアコン吹き出し口を採用するほか、「クラシック」「スポーツ」「スーパースポーツ」の3種類から表示を選択可能な2つの12.3インチ高解像度ディスプレイを装備(V8モデルは標準、直6モデルはオプション)。ラゲッジスペースは395Lの容量を持ち、後席を折り畳むことで1324Lまで拡大可能。
モデル | メルセデス AMG GT 63 S 4MATIC+ | メルセデス AMG GT 63 4MATIC+ | メルセデス AMG GT 53 4MATIC+ |
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エンジン | V型8気筒4.0リッター直噴ツインターボ | 直列6気筒3.0リッターターボ+電動スーパーチャージャー | |
最高出力 | 470kW(639HP)/5,500-6,500rpm | 430kW(585HP)/5,500-6,500rpm | 320kW(435HP)/6,100rpm |
最大トルク | 900Nm/2,500-4,500rpm | 800Nm/2,350-5,000rpm | 520Nm/1,800-5,800rpm |
トランスミッション | AMG スピードシフト MCT 9G | AMG スピードシフト TCT 9G | |
0-100km/h加速 | 3.2秒 | 3.4秒 | 4.5秒 |
最高速 | 315km/h | 310km/h | 285km/h |