NVIDIA「GPU Technology Conference 2019」
【GTC 2019】ソニー、車載用イメージセンサー「IMX424」「IMX390」をデモンストレーション
自動運転社会の実現に向けた「Safety Cocoon」
2019年3月20日 11:14
- 2019年3月18日(現地時間)
ソニーセミコンダクタソリューションズは、米国カリフォルニア州サンノゼ市で開催されているNVIDIAの技術カンファレンス「GTC 2019(GPU Technology Conference 2019)」において、NVIDIA「Drive AGX Xavier」と同社のCMOSイメージセンサー「IMX424」「IMX390」を組み合わせたデモを行なった。
スケールモデルに装着された「IMX424」は、500m先まで撮影するカメラとしてフロントに1台、55m先までを撮影するカメラをフロントに2台、137m先までを撮影するカメラをリアに1台をそれぞれ配置。「IMX390」では車両の周辺28m先までを撮影するカメラとして4台配置。自動車の周囲360度を検知して、早期に危険回避の準備を可能にするソニーの自動運転社会の実現に向けた「Safety Cocoon」というコンセプトを再現した。
会場ではIMX424やIMX390の製品特徴として、高感度特性により照明のない夜間の走行時に高品質な情報の取得が可能なことや、HDR(高ダイナミックレンジ)により逆光やトンネルの出入り口など、明暗差が大きなシーンにおいて、白飛び、黒潰れの少ない高品質な情報の取得が可能なことなどを紹介。NVIDIAの車載コンピュータ「Drive AGX Xavier」と組み合わせて動作するデモンストレーションすることで、ソニーの車載用イメージセンサーとしての強みを強調した。