長期レビュー

伊達淳一のスバル「XV」と過ごすクロスオーバーな日常

第7回「猛暑到来で急激に燃費が悪化! 気になるXVハイブリッドの燃費は?」

プラズマグリーン・パールのボディーカラーも特徴的なXVハイブリッド。XVガソリン仕様と燃費や印象の違いなどをお届けする

 今年の東京は梅雨開けが早く、連日35℃超えの猛暑。クルマのエアコン(クーラー)を入れてもなかなか車室の温度が下がらず、信号待ちでもアイドリングストップが作動しないという状態だ。クーラーがフル稼働状態だと、当然、それは燃費に跳ね返ってくるわけで、これまでは高速道路で14~17km/L、一般道で10~12km/Lだった我がスバルXVの燃費が、なんと日中の都内一般道だと8km/Lをも下回るようになってきた(汗)。

 ボクがスバルXV購入を決めた主なポイントは、1.SUVでありながらタワーパーキングに入るボディーサイズ、2.個性的なホイールやエッジの効いたフォルム、そしてオレンジのボディーカラーといったデザイン、3.EyeSightによるプリクラッシュブレーキや全車速追従機能付きクルーズコントロールの利便性、の3つ。燃費に関してはそれほど重視していなかったのだが、さすがに8km/Lを下回るとなると、ちょっと想定外の事態だ。

 おかげで、納車されてからの平均燃費は満タン法で10.8km/L。これまで乗っていた日産ウイングロード(1.5リッター FF)の平均燃費は10.3km/Lなので、2.0リッターのAWD(4WD)であることを考慮すれば健闘している数値とはいえ、このまま酷暑が続いてクーラー全開で走る期間が長引けば、納車されてからの平均燃費がリッターあたり10kmを下回るのも時間の問題だろう。

街乗りメインで8~10km/L、高速利用が多いときは10~13km/Lといった感じ。燃費計など付いていないクルマだったので、特に燃費を意識したアクセルワークはしていなかったが、一般道と高速、エアコンの有無でそれほど極端に燃費が変動することはなかったように思う(クリックすると720×4402ドットの画像が開きます)
高速走行がメインだと平均燃費は11km/Lを超えるが、都内一般道がメインだとだいたい9~10km/L。都内に積雪して大渋滞した日を含むときは8.3km/Lまで平均燃費が悪化したが、気温が上がってクーラーが欠かせなくなってからは、一般道の燃費がじりじりと下がって平均燃費の足を引っぱっている(クリックすると720×2637の画像が開きます)

 ただ、これはあくまで、短い区間でストップ&ゴーを繰り返す都内一般道での話だ。速度変化の小さい高速道路や田舎道では、クーラー全開でどのくらい燃費がわるくなるのかを確かめるため、関越自動車道経由で小諸、そこから一般道で松本、松本から中央自動車道経由で調布、というコースを走ってみたところ、高速道路では14~17km/L、一般道では11~12km/L前後と、MFD(マルチファンクションディスプレイ)に表示される走行燃費は秋や春とほとんど変わらなかった。

 東京と比べると気温が若干低く、クーラーの負担が少なかったことも多少関係あるかもしれないが、やはり車重が軽くはないクルマなだけに、ストップ&ゴーが増えるといきなり燃費がわるくなる。特に、クーラーが効いているとそれが顕著に現れるのだろう。逆に、重いクルマは一度走り出してしまえば、軽いクルマよりも運動エネルギーが大きいので、空気やタイヤの抵抗に逆らって転がる力は強い。

 EyeSightによるクルーズコントロールと瞬間燃費計の数値を見ていて気づいたのは、発進するときは適度にアクセルを踏み込み、クルマに適切な運動エネルギーを伝えたら、速やかにアクセル開度をゼロにしてガソリンの供給を遮断。後は、できるだけクルマの転がる力で走り、空気抵抗や転がり抵抗によって車速が落ちる分を補うため、ごく短時間、アクセルを踏む、といった制御を繰り返している。そのほうが、人間が控えめのアクセル開度でベターッと踏みっぱなしにするよりも、燃費向上が期待できるようだ。

ステアリング左下にあるMFDのSETスイッチを長押しすると、MFD設定画面が表示される

 そんなわけで、ボクのスバルXVのMFDは、常時表示を[瞬間燃費]、3連メーターは[アクセル開度]、[油温]、[エンジン始動時からの平均燃費]という表示に設定。アクセル開度と瞬間燃費を見ながら、どうすれば燃費を向上させられるかを試行錯誤している。また、油温も85℃以上のほうがエンジンオイルの粘土が低下するためか燃費がよくなるようで、特に冬の寒い時期は油温がそれなりに暖まってからでないと、エンジンのレスポンスも少しギクシャクしがちになるし、燃費も稼げない。もっとも燃費ばかりを気にして運転していたのでは楽しくないわけで、実際にはそんなに燃費にナーバスな運転を心がけているわけではない。ただ、クルマやエンジンの特性を知ることで、少しでも快適に、少しでもおサイフに優しいカーライフを送れれば、と、効率的なアクセルワークを模索中だったりする。

[画面設定]の[常時表示]を[平均燃費]から[瞬間燃費]に変更する
「3連メーター」の項目をカスタマイズ。左からアクセル開度、走行燃費、油温に設定
アクセル開度12%時の瞬間燃費は6.0km/L。アクセルを踏むとてきめんに瞬間燃費は悪化する(以前は、中央の項目を[車を乗り始めてからの燃費]に設定していた)
アクセル開度0%に戻し、惰性で走っているときの瞬間燃費は50km/L以上に。できるだけこの状態を保って走行するのが燃費をよくするコツだ
松本を出発したのが日が暮れてから、ということもあり、クーラーをかけて走行していたにもかかわらず、中央自動車道の調布出口までの平均燃費はこれまでのベストに近い18.8km/Lをマークした。全体を通してみれば下り坂のほうが多いが、途中、笹子トンネルや小仏トンネルなど上り坂もそれなりにあるコース。基本的にはEyeSightによるクルーズコントロールまかせだ
MFDの「エコゲージ履歴」。平均燃費(トリップA連動)に対し、単位時間当たりの燃費が上か下かを一覧できる画面だ。都内の渋滞した一般道だと、平均燃費を下回る区間が多く、どんどん燃費が悪化する
渋滞や信号待ちでの燃費向上に効果があるのが「アイドリングストップ」。エンジンが十分暖まっていない、もしくはエアコンの設定温度と車内の温度の差が大きい場合には、アイドリングストップが動作しない、もしくは、動作してもすぐにエンジンが再始動する。外気温が35℃を超える日中だと、アイドリングストップもほとんど動作しない。これも夏に燃費を悪化させる要因だ

 ところで、燃費といえば、XVオーナーにとって気になる存在は、やはり「スバル XVハイブリッド」だろう。ちょうど1年前は、まだガソリン仕様のXVでさえ国内は正式発表前で、試乗もお台場合衆国のイベントで特設コースを1周しただけ。それでも、11月には車検が切れてしまうので、本当にデザインだけでハンコをついたようなものだ。まさかこんなに早くスバルからハイブリッドが、しかもXVのハイブリッドが登場するなんて、想像だにしなかった。

 といって、ガソリンのXVを買ったことを後悔しているわけではない。ボクの場合、車を買ったら10年以上、できれば20万km以上走って乗り潰すのが基本なので、バッテリーやモーターの寿命が未知数のハイブリッド車に手を出すのは正直不安がある。これまで乗ってきた普通のガソリン車でさえ、2台とも途中でオルタネーターが逝って交換しているし、バッテリーだって3万kmに一度は交換になる。ハイブリッド車のバッテリーやモーターを同列に語ることはできないかもしれないが、まだハイブリッド車の歴史が浅く、実績がないだけに不安要素が多すぎるのだ。

 ただ、渋滞や信号待ちが多い都内一般道で、どれくらいの燃費を維持できるかは正直気になるところだ。燃費に一番影響があるのが発進と加速だ。ハイブリッド車はモーターを使って発進や加速が行えるので、ストップ&ゴーを繰り返す日中の都内一般道では、ガソリン仕様のXVよりも明らかに有利なはず。逆に、速度変化の小さい高速道路は、XVハイブリッドはモーターとバッテリー等で約120kgほど車重が増えている分、それほどガソリンXVとの差は大きくないのでは? と思われるが、実際のところは実車に乗ってみないと分からない。そこで、編集部に頼んで、スバルからXVハイブリッドを借りてもらい、XVオーナーから見たXVハイブリッドという視点で、燃費や乗り心地の違いをチェックしてみることにした。

XVハイブリッドとXVの違いなど

 今回借りたのは、XVハイブリッド専用色のプラズマグリーン・パールの「HYBRID 2.0i-L EyeSight」。カタログでもおなじみの色だが、想像していたよりも明るい緑で、光の加減によってはライムに近いメタリックで明るいグリーンに見える。なかなか個性的な色でこれもXVにはありだと思うが、個人的にはやっぱりタンジェリンオレンジ・パールが好みだ(笑)。

 ガソリン仕様のXV(2.0-L EyeSight)との外観・仕様上の主な違いを列挙してみると、

・HYBRID専用の空力向上デザインのアルミホイールに変更
・ヘッドライトユニット、リアコンビランプはクリア素材を多様しクールさを演出
・テールランプやブレーキランプ、ハイマウントストップランプはLEDを採用
・ドアハンドルはシルバーメッキ仕様
・リアとサイドに「HYBRID」の専用エンブレム
・シートやフロントドアトリム部分にシルバーを基調としたアルカンターラを採用
・パワーウィンドウスイッチパネルはメタリックシルバーに
・セレクトレバー周りには、シフトブーツ&ピアノブラック調の加飾パネルを採用
・常時発光式ブルー照明のメーターパネル
・運転席だけでなく助手席も8ウェイパワーシートに
・ステアリングレシオを16:1から14:1に変更
・ガソリンタンク容量は60Lから52Lに
・S/Iモードスイッチはステアリング右下に配置(XVのSモードスイッチはセレクトレバー脇)
・前後サスペンションにフリクションコントロールダンパーを採用
・遮音材や吸音材を追加して静粛性を向上
・車両重量は1390Kgから1510kgへと増加
・JC08モードの燃費は、15.8km/Lから20.0km/Lに向上

といったところ。外観デザインは、ガソリン仕様のXVのほうが好みだが(特にホイールやリアコンビランプ)、S/Iモード(XVではECO/Sモード)を切り換えるスイッチがステアリングに移動して運転中に操作しやすくなったのは素直にうらやましく思う。

芝生とXVハイブリッド
リアコンビランプはLED仕様で、好みは分かれるところ
メーカーオプションのナビゲーションシステムが装着されていたので、ステアリング左側にはナビ関連のボタンがずらり。右側にはEyeSight関連のボタンが並び、その下にドライブモードを切り換えるボタンが追加されている

 で、試乗してみてまず感じたのは、乗り心地のよさだ。インプレッサスポーツに比べると、XVは路面の凸凹を拾いやすく、多少ゴツゴツとした粗さを感じるのだが、XVハイブリッドは、インプレッサスポーツに近いマイルドな感触に変わっていて、路面からの突き上げを感じにくくなっている。ボクが購入したXVもまもなく走行距離1万kmに達するので、納車直後と比べれば、かなりゴツゴツ感は和らいできたものの、XVハイブリッドのほうが明らかに上質感がある。ドライバーはともかく、同乗者にとってはXVハイブリッドの乗り心地のほうが好まれるだろう。

 また、XVのECOモードは、発進してから20~30km/hのあたりで、トルク不足でノッキング寸前のようなパワーの抜けを感じることがあるが、XVハイブリッドだと、途中でアクセルを踏み増さなくても実にリニアな加速感を味わえる。もちろん、XVもSモードに切り換えれば、シフトアップで回転数を落とすタイミングを遅らせ、引っぱることで力強く加速することは可能だ。これに対して、XVハイブリッドは、モーターアシストで中低速域のトルクが太くなったことで、アクセルを踏み込んでエンジンの回転数を上げなくても力強く上品に加速できる印象だ。それと、遮音材や吸音材を追加して静粛性を向上させている効果か、アイドリングストップ時やエンジン再始動時のブルンといった音や振動が非常に静かになっている。う~ん、XVオーナーとしては複雑な心境だぞ(苦笑)。

 一方、意外だったのは、通常のアクセルワークでは、発進時にEV走行となるのは稀で、ほとんどはエンジンによる走行となること。そもそもブレーキから足を離してアイドリングストップが解除されるとエンジンがかかってしまうのだ。

 では、どんなときにEV走行になるのかというと、平地あるいは緩やかな下り坂を惰性で巡航するような場合。タイヤの転がり抵抗や空気の抵抗で速度が低下する分だけ、モーターでアシストし、速度を保つような場合で、EyeSightによる協調制御を行うECO-Cモードではなんと80km/hでもEV走行になることがあった。スピードメーターは80km/hを指しているのに、タコメーターは0という不思議な状態だ。また、一時停止ラインで止まり、クリーピングを利用してそろそろと前に進むような場合にもEV走行に切り替わることが多かった。

EV走行中のXVハイブリッドのメーター。スピードメーターは74km/hを指しているのに、タコメーターは0という不思議な状態
MFDのパワーフロー表示。EV走行
エンジン走行
モーターアシスト走行
エンジン走行&チャージ
回生ブレーキ
SUBARU XV HYBRID MFD

 もっとも気になる燃費については、首都高速の永福下りから中央道の富士吉田までECO-Cモードで約16.5km/L、下り坂の多い中央道談合坂SA(サービスエリア)から調布出口までは、すでに日が暮れた後でクーラーの負荷も小さかったこともあり、ECO-Cモードで約19.9km/Lという好燃費をマークできた。もっともガソリン仕様のXVでも、前述したように渋滞のない高速道路なら14~17km/Lの燃費が期待できるので、劇的な差とまでは言えないだろう。

 一般道での燃費を確かめるため、エンジンを一旦切って燃費計をリセットし、調布で中央道を降りてから甲州街道を環8手前まで走ってみたが、すでに夕方の渋滞する時間帯を過ぎて流れがスムーズだったこともあり、13.4km/Lという一般道としてはなかなかの燃費。ここで、またエンジンを切って燃費計をリセットし、甲州街道で調布に戻ったが、今度は下りだったので渋滞というほどではないが少しだけ流れが滞る場所もあって、燃費は12.6km/Lになった。まあ、ガソリン仕様のXVよりもリッター当たり1kmくらい燃費がよい感じだが、一番知りたいのはクーラーを効かせた日中の都内一般道での燃費だ。

談合坂で給油し、トリップAをリセット。そこからEyeSightによる協調制御を行うECO-Cモードまかせで、調布出口までの走行燃費は19.9km/Lをマーク。途中、渋滞はほとんどなかったとはいえ、素晴らしい燃費だ
高速道路ではEyeSightのクルーズコントロールは実に便利。しかも、XVハイブリッドのECO-Cモードは、EyeSightでハイブリッドの協調制御を行うので、実用燃費の向上が期待できるという
都心に向かう上りの甲州街道。夕方のラッシュも一段落し、帰宅する方向とは逆ということもあり、途中、信号待ちが何度かあったが、走行燃費は13.4km/L。ガソリンXVだと、なかなかここまでの燃費は望めない
今度は下りの甲州街道で、少し車の流れがわるく、走行燃費も12.6km/Lと少し悪化。それでも都内一般道でこれくらいの燃費がコンスタントに出せれるのであれば、ガソリンXVのオーナーとしては複雑な心境だ

 そこで、次の日は、朝10時半に調布を出て、甲州街道で都心に向かうことにした。外気温計は早くも31℃を示しており、クーラーを入れてもなかなか車内の温度は下がらない。また、朝の大渋滞する時刻は過ぎているものの、カーナビを見るとところどころで渋滞しているし、結構、信号にもひっかかる。うんうん、いいぞ。これでこそハイブリッドの実力を確かめられるというものだ。ちなみに、目的地は湯島天神。というのも、ちょうど一週間前にXVで同じ時間帯に湯島天神まで走ったのだが、このときに平均燃費が8km/Lを完全に下回ってちょっとショックを受けたからだ。気温も33℃とほぼ似たようなレベルなので、燃費を比較するのにはちょうどいい。

 さて、走り始めて15分ちょっとで、昨晩と同じ環8手前の芦花公園付近まで到達。ここは昼間でも渋滞が多い場所で、期待通り(笑)、渋滞のまっただ中。この時点での平均燃費は6.2km/L!!! 車内の温度がまだ高いためか、停車してもアイドリングストップは作動しない。まあ、まだ走り始めたばかりだし、ハイブリッドの本領発揮はこれからだよね(笑)。

調布~芦花公園の燃費は6.2km/L

 ところが、新宿手前の笹塚まで来ても、MFDに表示されている平均燃費は7.2km/L。流れはわるいとはいえ、日中の都内一般道としては普通の混み方なんだけどねぇ。新宿に到達した時点で調布からの平均燃費は7.6km/Lまで向上したものの、そこから先は湯島天神までほとんど7.6km/Lで変わらなかった。所要時間も一週間前とほとんど同じ。う~ん、ハイブリッドXVといえども、クーラーをガンガンにかける必要のある真夏の都内一般道では、かなり厳しい燃費になるようだ。

調布~笹塚の燃費
調布~新宿の燃費
調布~湯島天神の燃費

 湯島天神近くのカフェでケーキを堪能後、クルマを返却するために、湯島天神から新宿のスバルビルを目指す。今度は距離的には多少遠回りにはなるが、渋滞が少ない新宿通り経由で走ってみたが、湯島からの平均燃費は8.5km/L。やはり信号待ちとクーラーの影響は少なくないようだ。結局、中央道談合坂から新宿新都心までの走行距離は102.5Km、MFDの示すTrip Aの平均燃費は11.6km/Lだった。給油量は9.46Lだったので、満タン法だと10.8km/L。どちらも自分で給油したわけではなく、給油量も少なめなので今回の満タン法の結果は誤差が大きいと思われるが、これまで自身のXVだと、MFDに表示される平均燃費より満タン法で計算した燃費のほうが0.5~0.6km/Lほど低めの数値になるので、まあ、それほど大きな乖離はないと思われる。

高速道路と都内5区間の平均燃費(中央道 談合坂~調布~日中の都内一般道)

 まあ、巷でよく言われるように、XVハイブリッドは“燃費よりも走りを重視したハイブリッド”ということで、リニアな加速感と落ち着いた乗り心地が、ガソリン仕様のXVに対するアドバンテージ。もし、夏の都内一般道で10km/Lを軽く超える好燃費でも叩き出されれでもしたら、XVオーナーとしては動揺を隠せないところだが、XVハイブリッドもクーラーをガンガンに効かせなければならない状況では似たような燃費ということで、心の底ではホッとしていたりして……。

我がXVとXVハイブリッドを並べて記念撮影。個人的には、XVのホイールデザインに強く惹かれるので、これから選んだとしてもやっぱりガソリン仕様のXVを選ぶと思う。でも、ハイブリッドXVのリニアな加速と、突き上げ感の少ない上質な乗り心地はちょっとうらやましいなぁ

伊達淳一

1962年生まれ。作例写真家。学研「CAPA」、Impress Watch「デジカメWatch」等でデジタルカメラ評価記事を執筆。レビューする機材の自腹購入が多いヒトバシラーだ。これまで乗ってきたクルマはトヨタコルサ、三菱ランサー、日産ウイングロードと、すべて1.5リッターの2WD。都内を走ることが多く、どちらかといえば小回りが効き、できるだけたくさん荷物を積めるというのがクルマ選びのポイント。今回、自身初となる2.0リッタークラスAWD(4WD)の「スバルXV」を新しい相棒として選んだことで、果たして行動範囲はどう広がるのか? クロスオーバーな日常がスタートした。