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横浜ゴム、従来品から13年ぶりに一新されるマッドテレーンタイヤ「GEOLANDAR M/T G003」

レースで培った技術をフィードバックした「リアルオフローダー構造」

2017年8月から順次発売

オープンプライス

「GEOLANDAR M/T G003(ジオランダー・エムティー・ジーゼロゼロサン)」

 横浜ゴムは、SUV・ピックアップトラック用のマッドテレーンタイヤ「GEOLANDAR M/T G003(ジオランダー・エムティー・ジーゼロゼロサン)」を8月から順次発売する。価格はオープンプライスで、8月の発売開始は31×10.50 R15 109Q~37×12.50 R20 126Qの9サイズ。さらに9月以降も順次サイズ追加を予定している。

インチタイヤサイズ
2037×12.50 R20 126Q
17LT265/70 R17 121/118Q
LT285/70 R17 121/118Q
35×12.50 R17 121Q
37×12.50 R17 124Q
16LT265/75 R16 123/120Q
LT285/75 R16 126/123Q
LT315/75 R16 127/124Q
1531×10.50 R15 109Q

 従来品の「GEOLANDAR M/T+」の発売から13年ぶりに新製品としてデビューするGEOLANDAR M/T G003は、とくにオフロードを意識するユーザー向けの商品。あらゆるオフロード路面での高い走行性能を追求しつつ、耐久性や耐摩耗性を向上させて優れたロングライフ性能を実現するため、横浜ゴムが世界中で参戦している過酷なオフロードレースで培った技術を製品開発にフィードバック。トレッドパターンやサイドデザイン、構造、コンパウンド、プロファイルなど全面的に見直しを図っているという。

 オフロード走行の要となるトレッドパターンとサイドブロックでは、トレッド面に「ラージメッシュ・ラググルーブ」「シーケンシャル・サイプ」「マッド&ストーン・エジェクター」などを採用。排土性を高めつつノイズ発生も抑制する「ラージメッシュ・ラググルーブ」はマッド、ロックといった路面でトラクションを確保し、エッジ効果を持つ「シーケンシャル・サイプ」は硬い土やウェット路面でトラクション性能を向上させる。また、「マッド&ストーン・エジェクター」は排土性を向上させながら、ロック路面などで溝底が受けるダメージを緩和してくれる。

 サイドブロックにはサイド上側にブロックを設定する「アグレッシブサイドブロック」を採用。耐カット性を向上させるとともに、深いマッド路面でのトラクション向上にも寄与する。タイヤのサイドでは“オフロード感”を演出する「ボールドデザインコンセプト」が採用され、ブランドロゴを浮き彫りでデザインする「レイズドブラックレター」が与えられている。

 ゴムの素材には操縦安定性と耐摩耗性を兼ね備え、オフロード走行時に気になるトレッド部分の損傷を抑制する新開発コンパウンドを採用。内部構造では「高剛性3プライ構造」「ナイロンフルカバー」「専用サイド構造」などを導入してオフロード路面での耐久性を徹底追求。レース経験をフィードバックした「リアルオフローダー構造」としている。