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メルセデス・ベンツ、V8ターボ搭載の4WDモデル「メルセデスAMG E 63」のラインアップ拡充

ステーションワゴンなどのほか、期間限定モデル「メルセデスAMG E 63 S 4MATIC+ Edition1」追加

2017年8月25日 発表

1650万円~1910万円

メルセデスAMG E 63 S 4MATIC+ ステーションワゴン

 メルセデス・ベンツ日本は8月25日、「メルセデスAMG E 63 4MATIC+」「メルセデスAMG E 63 4MATIC+ ステーションワゴン」「メルセデスAMG E 63 S 4MATIC+ ステーションワゴン」の発表とともに、12月22日までの期間限定モデル「メルセデスAMG E 63 S 4MATIC+ Edition1」を発表した。価格は1650万円~1910万円。9月上旬から順次納車を開始する。

モデルエンジン変速機駆動方式ステアリング位置価格
メルセデスAMG E 63 4MATIC+V型8気筒 4.0リッター直噴ツインターボ9速AT4WD左/右16,500,000円
メルセデスAMG E 63 S 4MATIC+17,850,000円
メルセデスAMG E 63 S 4MATIC+ Edition119,100,000円
メルセデスAMG E 63 4MATIC+ ステーションワゴン16,860,000円
メルセデスAMG E 63 S 4MATIC+ ステーションワゴン18,380,000円

 今回新しく追加されたモデルは「メルセデスAMG GT」と基本設計が共通のV型8気筒 4.0リッター直噴ツインターボエンジン「M177」を搭載。「メルセデスAMG E 63 S 4MATIC+ ステーションワゴン」では最高出力450kW(612PS)、最大トルク850Nmを発生し、先代モデルに比べて最高出力が20kW(27PS)、最大トルクが50Nm向上。0-100km/h加速は3.5秒とセグメントトップの動力性能を実現している。

 搭載する4輪駆動システム「AMG 4MATIC+」は、前後トルク配分が前50:後50~前0:後100の範囲で可変トルク配分が可能。発進時だけでなく高速走行、ハイスピードでのコーナリング、コーナーでの立ち上がり加速などにおいて安定して走行できるほか、Sモデルでは駆動配分を前0:後100の完全な後輪駆動にする「ドリフトモード」を新たに搭載している。

メルセデスAMG E 63 S 4MATIC+ ステーションワゴン

「メルセデスAMG E 63 4MATIC+ ステーションワゴン」「メルセデスAMG E 63 S 4MATIC+ ステーションワゴン」には、AMGドライビングパフォーマンスを表現するデザインを採用。

 エクステリアでは、Aピラーより前方を専用デザインとして、ボンネットをフェンダーとバンパーの内側にはめ込むクーペ的なデザインをAMGのステーションワゴンで初採用。通常のモデルよりも27mmフェンダーをワイド化して、フロントのトレッド拡大とホイール大型化に対応した。新型のフロントグリルにはAMGのロゴをあしらったシルバークロームのツインルーバーと縦向きのブラックフィンを採用。幅広のフロントエプロンはジェット機の翼のデザインをモチーフにしており、ブラックのフリックと大型フロントスプリッターを備えることで、力強いパフォーマンスを表現するとともに、高い冷却機能を備えている。

 フェンダーにはシルバークロームのアローシェイプの装飾を装着して「V8 BITURBO 4MATIC+」を立体的に表現。リアエンドにはボディ同色のAMGトランクリッドスポイラーリップやディフューザー風のインサートを備えたリアスカートのほか、AMGパフォーマンスエグゾーストシステムに装着されるデュアルツインクロームエグゾーストエンド、リアスカートにシルバークロームのトリムストリップを採用した。

 インテリアでは、リム下部がフラットな形状の「AMGパフォーマンスステアリングホイール」にAMGのロゴをあしらい、タッチコントロールボタンとパドルシフトを搭載。標準装備のAMGインストゥルメントクラスターは、ワイドスクリーンマルチファンクションディスプレイ(2画面式)で、クローズドサーキットでラップタイプを記録できるRACETIMERを搭載している。

 ラテラルサポートが強化された運転席と助手席のシートは、カバーレイアウトに「ブラックナッパレザー」「ナッツブラウンナッパレザー」「マキアートナッパレザー」の3種類を設定。ドアセンターパネルをシートに合わせたデザインとしたほか、Sモデルでは、ナッパレザーを張ったダッシュボードとベルトライン、フロントヘッドレストのAMGエンブレム、クリスタルグレーのシートパイピングとシートベルトを設定し、スポーティななかに高級感を演出している。

 ラゲッジスペースは、リアサスペンションの取付位置をステーションワゴン専用とすることでフラットな荷室空間を実現。後席を40:20:40の分割可倒方式として、乗員と積載物に応じてアレンジできるようにした。後席のバックレストはラゲッジルーム、もしくは後席の左右に設置されているスイッチで簡単に倒すことができ、バックレストをすべて倒すと、積載量は最大1820リッター(VDA方式)となる。

 また、全モデルに標準装備している「EASY-PACK自動開閉テールゲート」で、運転席やエレクトロニックキーのスイッチでリアゲートを自動的に開閉できるほか、リアバンパーの下側に足を近づけるとセンサーが感知して手を使わずにテールゲートを開閉できる「フットトランクオープナー(テールゲート自動開閉機能)」も採用している。

 さらに、パッセンジャーエリアとラゲッジルームがつながっていることに起因するステーション ワゴン特有の走行時の騒音や振動に対しても対策を実施。振動に対しては、リアセクションを専用設計してボディ底面を補強することでボディ剛性を強化。騒音に対しては、バルクヘッド、サイドウォール、フロア、リアシート下部、ホイールアーチといったボディ各部に遮音材を多く備えることで静粛性を高めている。

期間限定モデル「メルセデスAMG E 63 S 4MATIC+ Edition1」

メルセデスAMG E 63 S 4MATIC+ Edition1

「メルセデスAMG E 63 S 4MATIC+ Edition1」は「メルセデスAMG E 63 S 4MATIC+」をベースに、よりスポーティな個性を強調するデザインを内外装に採用。8月25日~12月22日の期間限定で注文の受け付けを行なう。

 ボディカラーには専用の「designoナイトブラックマグノ」を採用。ハイグロスブラックの専用エクステリアパーツ「AMGナイトパッケージ」を組み合わせてブラックで統一することで、より精悍でスポーティな印象とした。インテリアは、エクステリアと同様にブラックを基調とした室内にイエローアクセントを配し、特別感溢れる室内空間に仕上げている。