スバルとSTI、11年連続でニュル24時間耐久レースに挑戦など2018年モータースポーツ活動計画発表

スバルとSTIは5月10日～13日に開催される第46回ニュルブルクリンク24時間耐久レース（ドイツ）に「SUBARU WRX STI」で11年連続で参戦する

　スバルと同社のモータースポーツ統括会社STI（スバルテクニカインターナショナル）は2月9日、2018年のSUBARUモータースポーツ活動の概要を発表した。

SUPER GTシリーズ

写真は2017年シーズン

　国内ではSUPER GTのGT300クラスに「SUBARU BRZ GT300」で参戦。チーム総監督はSTI プロジェクトゼネラルマネージャーの渋谷真氏が務め、チーム運営は「R&D SPORT」が担当する。

　ドライバーは2017年に引き続き井口卓人選手と山内英輝選手の2名体制。2018年の参戦車両は、水平対向ボクサーエンジンの燃焼効率の改善、空力特性、ブレーキ熱容量の向上、タイヤ接地効率の改良などを施し、悲願のシリーズ優勝を狙う。

ニュルブルクリンク24時間耐久レース

写真は2017年のニュルブルクリンク24時間耐久レース

　海外では2008年から11年連続の参戦となる第46回ニュルブルクリンク24時間耐久レース（ドイツ：5月10日～13日開催）に「SUBARU WRX STI」で参戦、SP3Tクラスで5度目のクラス優勝を目指す。チーム監督はSTIの辰己英治氏が務め、チーム運営はSTIエンジニアと全国のスバル特約店から選抜されたメカニックが行なう。

　ドライバーは2017年に引き続き、カルロ・ヴァンダム選手、ティム・シュリック選手、山内英輝選手に加えて、新たにSUPER GTドライバーの井口卓人選手を加えた4名体制。2018年の参戦車両は、エンジン出力特性の向上、パドルシフトの継続使用、ギヤ比の最適化、ブレーキ大径化など、全ての面での信頼性向上に主眼を置いた改良を施して、2017年にリタイヤした雪辱を果たす。

SUBARU BRZ ワンメイクレース ユーザーサポート

　参加型モータースポーツとしては、「GAZOO Racing 86/BRZ レース」の各イベントにSTIがサービスチームを派遣して、スバルユーザーのサポートを行なう。

　STIは2018年に設立30周年を迎え、STIは今後もスバル車をベースとしたコンプリートカー作りとモータースポーツへの挑戦を2つの柱として積極的に取り組み、より多くのお客様の笑顔を作る会社として存在感のある企業を目指すとしている。