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日産、環境・社会性・ガバナンスにおける包括的な活動指針「Nissan Sustainability 2022」を発表

2022年度までの活動目標を設定

2018年6月7日 発表

2022年度までの包括的な活動指針「Nissan Sustainability 2022」を発表

 日産自動車は6月7日、環境・社会性・ガバナンスの分野における包括的な活動の指針である「Nissan Sustainability 2022」を発表した。

 環境への取り組みとしては、2001年度に策定した中期環境行動計画「ニッサン・グリーンプログラム」をベースに、2022年度に向けて「新車からのCO2排出量を、2022年度までに2000年度比で40%削減」「EV及びe-POWER搭載車を2022年度までに年間100万台販売」「生産や企業活動から排出されるCO2排出量を、2022年度までに2005年度比で30%削減」「新規採掘資源への依存(新材料の使用)を、2022年度までに70%に低減」「電気自動車の使用済みリチウムイオンバッテリーの再利用及び再製品化の促進」などの目標を掲げ、気候変動、資源依存、大気品質、水資源の4つの環境課題に取り組むとした。

 社会性に関わる取り組みとしては、交通安全の分野で「日産車が関わる死者数を実質ゼロにすることを究極の目標」と掲げ、「自動運転機能『プロパイロット』技術を、2022年度末までに20市場20車種に搭載」とした。また、ダイバーシティとインクルージョンの分野では「管理職の女性比率を、2023年4月1日までにグローバルで16%、日本で13%まで増加」などの目標を示した。

 さらに、ガバナンス・コンプライアンスの強化として、より一貫性のあるコンプライアンス体制を整備するため、3層構造の監査体制を順次導入するなどの対応を表明した。

 日産自動車 専務執行役員 チーフサステナビリティオフィサーの川口均氏は、「『Nissan Sustainability 2022』は当社中期計画である『Nissan M.O.V.E. to 2022』の達成にサステナビリティの領域で貢献していきます。多様性(ダイバーシティ)を活かし、インクルーシブな組織、さらに『ニッサン インテリジェント モビリティ』を通じて、ゼロ・エミッション、ゼロ・フェイタリティ社会の実現を目指します」とコメントした。