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BMW、410PS/550Nmに進化した直6 3.0リッターターボ搭載の「M2 コンペティション」
M4同等の冷却システム搭載。カーボンパーツでのボディ剛性強化も
2018年8月23日 13:08
- 2018年8月23日 発売
- 6速MT:873万円
- 7速M DCT:898万円
ビー・エム・ダブリューは8月23日、「M2 クーペ」の走行性能をさらに高めた「M2 Competition(コンペティション)」を発売した。価格は6速MT仕様が873万円、7速M DCT仕様が898万円。ステアリング位置は右のみの設定。
M2 コンペティションは、従来のM2 クーペに高性能エンジンを搭載するとともに、ボディ剛性や制動力を強化することで走行性能を高めたモデル。
モデル | エンジン | 変速機 | 駆動方式 | 価格 |
---|---|---|---|---|
M2 コンペティション | 直列6気筒DOHC 3.0リッターターボ | 6速MT | 2WD(FR) | 8,730,000円 |
7速M DCT | 8,980,000円 |
従来の直列6気筒DOHC 3.0リッターMツインパワー・ターボ・エンジンは最高出力272kW(370PS)/6500rpm、最大トルク465Nm/1400-5560rpmだったが、最高出力302kW(410PS)/5250-7000rpm、最大トルク550Nm/2350-5200rpmと大幅に進化。
この進化に伴い、「M4」と同等の冷却システムを採用し、ラジエーターやオイルクーラーを追加。さらにCFRP(カーボンファイバー強化樹脂)を使用したストラットブレイズを採用することでボディ剛性を強化するとともに、大径のMスポーツブレーキを装備することで制動力を強化。
加えてダンパー、スタビライザーを専用設定した強化サスペンションを装備し、DSC(ダイナミックスタビリティコントロール)のセッティングや、シャシーにもチューニングを加え、高性能スポーツクーペにふさわしい走行性能を手に入れている。
エクステリアではフロントバンパー、キドニーグリル、ドアミラーのデザインを一新。冷却性能の向上にも寄与する大型化したエアインテークとともに、ハイグロスブラック仕上げのキドニーグリルは左右が連結したようなデザインを採用することで、アグレッシブなデザインに仕上げた。また、ドアミラーには空力性能を向上させるダブルリッジ・デザインのMミラーを採用することで、よりアグレッシブなフロントデザインに進化した。
そのほか、足下では専用の19インチMライトアロイホイールに加え、大径ブレーキディスクとグレーメタリック仕上げのキャリパーを組み合わせたMスポーツ・ブレーキを新採用。リアまわりではハイグロスブラック仕上げのM2 Competitionバッヂも備わる。
インテリアでは、インストルメントパネルやステアリング、シートなどを一新。インストルメントパネルには専用パネルが採用され、エンジンスタート時に「M2 Competition」のロゴが表示される仕様となった。さらに、走行状況に応じて足まわりなど自分好みのセットアップを記憶させ、瞬時に呼び出すことができる「M1」「M2」ボタンが備わるMスポーツステアリングホイールや、ホールド性に優れるMスポーツシートなどを新採用した。