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BMW、新型「M2 CS」を日本導入。6速MTで1260万円、7速DCTは1285万円、限定60台は完売

M2 Competitionより最大出力40PSの向上と約30kgの軽量化を実現

2020年4月6日 発表

6速MT:1260万円

7速DCT:1285万円

新型「M2 CS」

 ビー・エム・ダブリューは4月6日、新型「M2 CS」を日本全国60台限定で導入すると発表した。価格は6速MT仕様が1260万円、7速DCT仕様が1285万円。なお、導入される60台はすでに完売となっている。

 新型M2 CSは、サーキット志向の高性能コンパクトスポーツモデル「M2 Competition」をベースに、軽量化を施すとともにサーキットで高いパフォーマンスを発揮するための装備を搭載したモデル。

新型「M2 CS」

 M2 CSの車両重量は1580kg、車両総重量1800kg(DCTモデルは車両重量1600kg、車両総重量1820kg)と、軽量化によって走行性能を高めるため、ルーフ、フロントスプリッター、リアスポイラー、リアディフューザーに加えて、ボンネットに、CFRP(カーボンファイバー強化樹脂)を採用。

最高出力450PS(331kW)/6250rpm、最大トルク550Nm/2350rpm-5500rpmを発生する直列6気筒 3.0リッターMツインパワーターボエンジンを搭載

 最高出力450PS(331kW)/6250rpm、最大トルク550Nm/2350rpm-5500rpmを発生する直列6気筒 3.0リッターMツインパワーターボエンジンを搭載して、ベースモデルのM2 Competitionより最大出力を40PS向上させて、より高い走行性能を実現させた。

 ルーフにはCFRPを使用したサンドイッチ構造を取り入れることで、室内への遮音性およびボディの剛性を高めた。また、CFRP製ボンネットの中央には、大きなエアベントを採用し、高性能モデルに相応しい存在感あるデザインを実現するとともに、ボディ周辺や下部の効率的な空気の流れを生み出すことで、エンジンの冷却や、前輪にかかるダウンフォースを高め、空気抵抗を最適化させている。

CFRP製ボンネットの中央には、エアベントを採用
ルーフ、フロントスプリッター、リアスポイラー、リアディフューザーに加えて、ボンネットにCFRP(カーボンファイバー強化樹脂)を採用

 走行性能では、ダンパーやスタビライザーの特性をサーキット走行に適応させた「アダプティブMサスペンション」や電子制御式多板クラッチにより走行状態に応じてパワーを左右リアホイール間で最適配分する「アクティブMディファレンシャル」を標準装備。サーキット走行時においても、エンジンの性能を最大限路面へ伝達しながら、高い操縦安定性を発揮させるという。

メーターパネル
インフォメーションディスプレイ
「M2」の照明付きエンブレムが装備されたM Competitionスポーツシートなどを採用するインテリア

 そのほか、室内にはアルカンターラのMスポーツステアリングホイールや、カーボンドアハンドル、カーボンセンターコンソールを装備し、シートには「M2」の照明付きエンブレムが装備されたM Competitionスポーツシートを採用した。