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新型「MAZDA3」のマイルドハイブリッド「M Hybrid」用バッテリーに東芝「SCiB」採用

2019年5月27日 発表

SKYACTIV-X搭載車に組み合わされるマツダのマイルドハイブリッドシステム「M Hybrid」

 東芝は5月27日、マツダ新型「MAZDA3」のマイルドハイブリッドシステム「M Hybrid(エムハイブリッド)」用バッテリーとして同社の二次電池「SCiB」が採用されたと発表した。

 M Hybridは、火花点火制御圧縮着火「SPCCI(Spark Controlled Compression Ignition」を実用化した2.0リッターガソリンエンジン「SKYACTIV-X」に組み合わされるマイルドハイブリッドシステムで、効率的なモーターアシストによって、燃費性能の向上をサポートするという。

火花点火制御圧縮着火「SPCCI(Spark Controlled Compression Ignition」を実用化した2.0リッターガソリンエンジン「SKYACTIV-X」

 M Hybrid用バッテリーとして採用されたSCiBは、負極にチタン酸リチウムを採用したことにより、急速充電性能、長寿命性能を有し、急峻なエネルギーの入出力が必要なマイルドハイブリッドシステムのバッテリーに適しているという。

SCiB(10Ahセル)

 東芝グループでは、2018年11月に発表した会社変革計画「東芝Nextプラン」において、SCiB事業を新規成長事業と位置付けている。また、SCiBの需要は拡大しており、同社では設備投資とアライアンスにより製造能力を拡充していく。

 国内では、現在の製造拠点である柏崎工場に加えて、横浜事業所内に製造拠点の新設を計画。海外では、スズキ、デンソーとの合弁によるインドでの工場設立を進めているとしている。