ニュース

SBドライブ、“ハンドルのない”自動運転バスの公道実証実験「対馬厳原港まつり」会場で実施

8月3日~4日に長崎県対馬市の公道を走行

2019年8月3日~4日 実施

ナンバーを取得した“ハンドルのない”自動運転バス「NAVYA ARMA(ナビヤ アルマ)」

 ソフトバンクの子会社であるSBドライブは7月30日、ハンドルのない自動運転バス「NAVYA ARMA(ナビヤ アルマ)」の実証実験を、長崎県対馬市で開催される「対馬厳原港まつり」に合わせて8月3日~4日に実施すると発表した。

 対馬市、明治大学と共同で実施される実証実験は、厳原地方合同庁舎~対馬厳原港まつり会場の往復約700mで行なわれ、無料で来場者に利用してもらい、自動運転バスの社会受容性の拡大や実用化に向けた課題の整理などに取り組むとしている。

 SBドライブでは、自動運転を前提に設計されたNAVYA ARMAを改造して、道路運送車両法の保安基準 第55条による基準緩和認定を受け、6月にナンバーを取得している。NAVYA ARMAは、今回九州地方で初めて一般車両の進入を制限した専用空間ではない公道を走行する。

 なお、実証実験では、SBドライブが開発中の自動運転バス運行プラットフォーム「Dispatcher(ディスパッチャー)」を使用して、遠隔地からバスの運行管理を行なうとともに、訓練を受けたSBドライブ社員の運転手と運転手を補助する保安要員が車両に乗車して、緊急時は手動運転に切り替えるほか、不測の事態に備えるなどの十分な安全措置を取るとしている。

運行スケジュール