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ハーレーダビッドソン初のアドベンチャーツーリング「PAN AMERICA」をEICMAで初公開。排気量1250ccの新水冷Vツイン「Revolution Max」搭載
排気量975ccのストリートファイター「BRONX」も公開
2019年11月6日 18:10
- 2019年11月5日(現地時間) 発表
ハーレーダビッドソンは11月5日(現地時間)、同社初のアドベンチャーツーリングモデル「PAN AMERICA」とストリートファイターモデル「BRONX」のプロトタイプをEICMA(ミラノ国際モーターサイクルショー)で初公開した。PAN AMERICAとBRONXは2020年後半に発売予定。日本市場への導入の有無など詳細は発表日時点で未定。
同社は新たなセグメントへ参入する両モデルに、新たな水冷Vツインエンジン「Revolution Max」を搭載する計画。また、両モデルは2018年7月に発表した中期経営計画「More Roads to Harley-Davidson」に基づくもので、ミドル級製品を含めた新しいセグメントへの拡大を実現するためのものとしている。
“冒険家”のための2輪マルチツール「PAN AMERICA」
PAN AMERICAは“冒険家”のための2輪マルチツールと位置付けるアドベンチャーモデルで、排気量1250ccのRevolution Maxエンジンを搭載して、145馬力、最大トルクは90ft.lbs.以上を有する。
ミドル級のストリートファイターモデル「BRONX」
BRONXはミドル級のストリートファイターモデルで排気量975ccのRevolution Maxエンジンを搭載して、115馬力、最大トルクは70ft.lbs.以上。
新たに搭載を計画している水冷60度VツインエンジンのRevolution Maxは、幅広いパワーバンドで柔軟なパフォーマンスを提供するように設計。シリンダーが60度のV角度に設計されることでデュアルダウンドラフトスロットルボディ用のスペースが確保され、空気の流れが最大限になってパフォーマンスを向上。
エンジン重量を最小化しながらもパフォーマンスを最大化。また、カウンターバランサーを内蔵してエンジンの振動を緩和してライダーの快適性を高め、車両の耐久性を向上させるという。