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レクサス、「LC500」コンバーチブルモデルを世界初公開。2020年夏ごろ日本で発売
2019年ロサンゼルスオートショーに出展
2019年11月20日 13:55
- 2019年11月20日 発表
レクサス(トヨタ自動車)は11月20日、2020年夏ごろ日本で発売予定の「LC500」コンバーチブルモデルを米国・ロサンゼルスで世界初公開した。
LCは、レクサスのフラグシップクーペと位置付けるモデル。その中でLC500のコンバーチブルモデルは、クーペモデルと共にレクサスラインアップの頂点として“飽くなき美の追求と感性を刺激する唯一無二の体験の提供”を目指したという。
LC500 コンバーチブルモデルのボディサイズは4760×1920×1350mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは2870mm。ルーフに採用したソフトトップは、4層構造とすることで優れた静粛性を実現させると共に、材質や質感を吟味してシワの寄らない最適な張り具合にこだわることでクーペのような美しいルーフラインを目指した。
ルーフの開閉スピードとその動き方にもこだわり、開きはじめと閉じる直前の動きをコントロール。ルーフとトノカバーの動作を連動させ、優雅で自然な動きを実現するとともにクラストップレベルの開閉スピードを確保、ルーフ開閉時間はオープン時に15秒、クローズ時に16秒とした。
また、ルーフは走行中でも50km/h以下であれば開閉可能。開閉作動中はメーター内のアニメーション表示により、作動状況がひと目で分かるようにした。
エクステリアではオープン時の開放的な造形を実現するとともに、クローズ時にはクーペモデルが持つ伸びやかなルーフラインを表現することで、それぞれの状態で美しいシルエットを追求した。
ソフトトップ格納時においても美しいシルエットを実現するため、トノカバー付きのフォールディング機構を採用。ドアエンドのベルトラインをキックアップさせることにより、キャビンを包み込む適度なタイト感と新しいシルエットなど、LCの特徴を感じさせながらコンバーチブルとしての個性が際立つデザインとした。
インテリアではルーフを開けた際の車外からの見え方にこだわり、シート表皮やトノカバーなどもエクステリアの要素として捉え、細部まで作り込んだとしている。
音響シミュレーションを用いて吸音・遮音を適切に行ない、ノイズを発生源から抑制。さらにアクティブノイズコントロール(ANC)を採用して、オープン/クローズ共に人間が不快に感じる低周波ノイズを低減した。
ボディ構造では、ブレースの配置や形状を徹底的に追求し、リアサスペンションタワーブレースには形状自由度が高く、軽量かつ高剛性なアルミダイキャストを採用。加えて床下ブレースの採用やマグネシウム、アルミニウムなどの軽量素材を最適配置して、高剛性と軽量化を両立。そのほかにも「パフォーマンスダンパー」を採用して、上質な乗り心地とドライバーの意図に忠実な優れた運動性能を実現させたとしている。
走行性能では、V型8気筒 5.0リッターエンジンと10速ATの組み合わせで、伸び感のあるリニアな加速を追求することに加え、吸気音をキャビン内に共鳴させるサウンドジェネレーターや、より迫力のある排気音を演出する外装バルブなどを採用。静粛性を追求した上で、V8エンジンが生み出すリニアな加速や官能的なサウンドの提供を目指した。
そのほか、風の流れをコントロールするウィンドディフレクターや、ネックヒーターを採用。これらによって快適な室内空間と心地よい刺激を両立し、季節を問わずオープンドライブを楽しめるようにした。
なお、LC500のコンバーチブルモデルは、2019年ロサンゼルスオートショー(現地時間 11月18日~12月1日開催)に出展されている。