6度のF1王者 ルイス・ハミルトン選手、「FIA グランツーリスモチャンピオンシップ ワールドファイナル in モナコ」に登場

「FIA グランツーリスモチャンピオンシップ ワールドファイナル in モナコ」大会会場に登場した「グランツーリスモ」プロデューサーの山内一典氏（左）とルイス・ハミルトン選手（右）

　モナコ公国で開催されているPlayStation4用ソフト「グランツーリスモSPORT」による「FIA グランツーリスモチャンピオンシップ ワールドファイナル in モナコ」。11月22日（現地時間）は、個人戦「ネイションズカップ」準決勝が行なわれ、開催前のイベントの中でF1ドライバーのルイス・ハミルトン選手が登場した。

　FIA グランツーリスモチャンピオンシップ ワールドファイナル in モナコは、グランツーリスモSPORTを使用した「FIA グランツーリスモチャンピオンシップ」2019シーズンのチャンピオンを決定するリアルイベント。大会会場のサル・デ・ゼトワールには、19の国・地域から総勢56名のトップドライバーたちが集結。直接対決によって個人戦の「ネイションズカップ」、チーム戦の「マニュファクチャラーシリーズ」の2019シーズンチャンピオンが決定される。

　大会会場に登場したハミルトン選手は、「グランツーリスモ」プロデューサーの山内一典氏と大会出場選手らが加わった対談イベントに参加。2019年シーズンのF1グランプリで自身6度目のワールドチャンピオンを獲得したハミルトン選手に対する、山内氏や参戦選手からの質問に答えていた。

ハミルトン選手が登場したイベントでは、「グランツーリスモ」プロデューサーの山内一典氏と大会出場選手らが加わったトークセッションが展開された

　また、このイベントにおいてハミルトン選手が実際に「グランツーリスモSPORT」上で走行して記録したベストタイムに挑戦するDLC（ダウンロードコンテンツ）「ルイス・ハミルトン タイムトライアル チャレンジ」も発表された。

　DLCで使用するマシンは「メルセデス AMG GT3」「ザウバー メルセデス C9」で、コースは「ドラゴントレイル・シーサイド」「レイク・マジョーレ・サーキット GP」「ブランズハッチ GPサーキット」「ウィロースプリングス・レースウェイ ビッグウィロー」「鈴鹿サーキット」「モンツァ・サーキット」「マウントパノラマ モーターレーシングサーキット」「インテルラゴスサーキット」「ニュルブルクリンク GP」「ニュルブルクリンク 北コース」を使って、全10個のチャレンジを用意。ハミルトン選手の走行リプレイや本人解説による攻略ヒント（ビデオ）によって、走り方を学びながらチャレンジを楽しめるといった内容となる。発売日はPS Storeにて11月28日に販売予定で、価格は815円。

　会場では、実際に山内氏がDLCをプレイする時間が用意され、山内氏はこれまで着ていたジャケットを脱いでTシャツ姿となり、ザウバー メルセデス C9でニュルブルクリンク 北コースを攻める本気モードのプレイを披露した。一方、ハミルトン選手はエキシビションレースとして開催されたメルセデス AMG GT3を使用してスパ・フランコルシャンを走行する「プロアマ対抗戦」に参加、グランツーリスモSPORTの腕前を披露した。

ハミルトン選手が参加した「プロアマ対抗戦」出場者。世界各国のメディア関係者が出場、日本からCar Watchも出場した

ハミルトン選手は2連覇のかかったブラジルのイゴール・フラガ選手とのコンビで参加

2019ワールドファイナル モナコ ネイションズカップ準決勝

　その後行なわれたネイションズカップ準決勝には、日本からは国分諒汰選手、宮園拓真選手、菅原達也選手の3名が参加。準決勝グループCに出場した宮園選手がトップとなり、12名で競われる決勝に進出した。2連覇のかかったブラジルのイゴール・フラガ選手はまさかの準決勝で敗退が決まった。

　さらに準決勝の中で、米国 カリフォルニア州を代表するサーキット「ウェザーテック・レースウェイ・ラグナ・セカ」が新コースとして大会内でお披露目された。