ニュース

フォルクスワーゲン、新型コンパクトSUV「T-Cross」導入記念特別仕様「T-Cross TSI 1st」「T-Cross TSI 1st Plus」

MQBシャシー採用でコンパクトながら広い室内空間を実現

2019年11月27日 受注開始

T-Cross TSI 1st:299万9000円

T-Cross TSI 1st Plus:335万9000円

フォルクスワーゲンの新型コンパクトSUV「T-Cross」

 フォルクスワーゲン グループ ジャパンは11月27日、同社SUVシリーズの中で最も小さなコンパクトSUVとなる「T-Cross(ティークロス)」の導入を記念して、導入記念特別仕様の「T-CrossTSI 1st(ファースト)」および、さらなる装備の充実を図った「T-Cross TSI 1st Plus(ファーストプラス)」の受注を開始した。価格は、T-Cross TSI 1stが299万9000円、T-Cross TSI 1st Plusが335万9000円。納車は2020年1月以降を予定している。

 T-Crossのキャッチコピーは「TさいSUV」。フォルクスワーゲン グループの生産モジュール「MQB」(ドイツ語の“Modularer Querbaukasten”の頭文字)による堅牢かつ設計自由度の高いシャシーを用い、サイズは小さくてもすべてに余裕がある特徴を表している。

 ボディサイズは4115×1760×1580mm(全長×全幅×全高)という使いやすいコンパクトなサイズとしながら、2550mmのホイールベースにより、最大5人の乗員がリラックスできる広々とした室内を実現。さらに、クラストップレベルという455L(VDA方式)の荷室は、後席のシートバックを倒すと最大1281L(VDA方式)まで拡大でき、高い実用性も有している。

 パワートレーンは、最高出力85kW(116PS)/5000-5500rpm、最大トルク200Nm(20.4kgfm)/2000-3500rpmを発生する直列3気筒DOHC 1.0リッターターボエンジンを搭載。トランスミッションに7速DSGを組み合わせることで軽快かつ俊敏な走りを実現したという。なお、実際の使用環境を想定したWLTCモード燃費は16.9km/Lとなる。

 エクステリアはフォルクスワーゲンのSUVらしさを継承しつつ、存在感のあるボンネット、ヘッドライトと一体化したワイドなラジエーターグリル、ボディサイドを水平に走るキャラクターラインを特徴とする個性的なデザインを採用。さらに、力強いショルダー部がパワフルさを強調し、リアエンドの横幅いっぱいに広がるブラックトリムフレームを備えたリフレクターバンドがクルマの幅広さを視覚的に演出する。

T-Crossのボディサイズは4115×1760×1580mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは2550mm。最高出力85kW(116PS)/5000-5500rpm、最大トルク200Nm(20.4kgfm)/2000-3500rpmを発生する直列3気筒DOHC 1.0リッターターボエンジンと7速DSGを組み合わせる
荷室はVDA方式で455L~1281Lまで拡大可能

 室内は、高い着座位置により前方視界がよく視認性が高い仕様とした。さらに、用途に合わせて車内のレイアウトを素早く簡単に変化させることも可能で、リアシートは最大14cmの前後スライドができるほか、背もたれは60:40に分割でき、乗員数や荷物に合わせて空間を柔軟にアレンジできるようにした。

 また、導入特別仕様のT-Cross TSI 1st Plusでは、内外装のカラーを個性的に彩る「ブラック」「オレンジ」「グリーン」の3色のデザインパッケージを標準設定し、ドアミラーやアルミホイールに加えてインテリアも3色から選択可能。ボディカラーは新色の「マケナターコイズメタリック」「ダークペトロール」をはじめとした全8色を展開し、デザインパッケージとの組み合わせにより、全21バリエ―ションの中から好みの1台を選択可能とした。

ドアミラーカバー
ホイール
T-Crossのインテリア
リアシートは14cmのスライドが可能
シート
インテリア
マケナターコイズメタリック
ダークペトロール
ディープブラックパールエフェクト
フラッシュレッド
エナジェティックオレンジメタリック
ライムストーングレーメタリック
ピュアホワイト
リーフブルーメタリック

 日本への導入記念特別仕様車となるT-Cross TSI 1stとT-Cross TSI 1st Plusには、ナビゲーション機能やオーディオシステムに加え、コネクテッドカーとしての機能を有する純正インフォテイメントシステム“Discover Pro”、スマートエントリー&スタートシステム“Keyless Access”、ケーブルに接続せずにスマートフォンを充電できるスマートフォンワイヤレスチャージングなどを特別に標準装備。

 安全性と快適性においても、MQBの採用により上級モデルと同等の先進安全快適装備を数多く採用し、欧州の自動車安全アセスメント「ユーロ NCAP」で最高評価となる5つ星を獲得。導入記念特別仕様車では先行車を完全停止状態まで自動追従して走行する「アダプティブクルーズコントロール“ACC”(全車速追従機能付)」のほか、「プリクラッシュブレーキシステム“Front Assist”(歩行者検知対応シティエマージェンシーブレーキ機能付)」「駐車支援システム“Park Assist”」、車両後方の死角を監視してドライバーに警告を発する「ブラインドスポットディテクション(後方死角検知機能)」などを特別装備した。