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SkyDrive、「空飛ぶクルマ」の有人飛行試験を国内で開始

2020年夏のデモフライトへ

2020年1月6日 発表

「空飛ぶクルマ」の開発を手掛けるスタートアップ企業SkyDrive・有志団体CARTIVATORが有人飛行試験を開始

“空飛ぶクルマ”を開発するSkyDriveと有志団体CARTIVATORは1月6日、日本初という「空飛ぶクルマ」の有人飛行試験を2019年12月に開始したことを明らかにした。

 愛知県豊田市に開発拠点を持つSkyDriveは、航空機やドローン、自動車のエンジニアが集うCARTIVATORメンバーを中心に発足した空飛ぶクルマの開発・製造・販売を行なうスタートアップ企業。

 同社では、産業用途に荷物を運搬する「カーゴドローン」の予約販売を2019年12月に開始。空飛ぶクルマについては、2020年夏のデモフライト、2023年の販売開始を計画している。

カーゴドローン
SkyDrive Cargo Drone ~30kg以上運搬可能な産業用『カーゴドローン』~

 今回開始した飛行試験では、飛行高度・飛行形態・フェール状態・緊急着陸など、さまざまなケースを策定して、徐々に複雑な動作や飛行をさせながら、安全性検証・操作確認・飛行実績を重ねていくとしている。今後、屋内での飛行試験を経て、屋外飛行試験許可を取得する計画。

 同社では「このたびの有人飛行試験を安全に最大限の注意を払い遂行し、2020年夏のデモフライト、2023年の販売開始につなげ、新たなモビリティ社会の創造に貢献してまいります」とコメントしている。

SkyDrive Members 2019