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ホンダ、新型「アコード」2月21日発売。「EX」のみのワングレードで465万円
2020年2月20日 11:00
- 2020年2月21日 発売
- 465万円
本田技研工業は、新型ハイブリッドセダン「アコード」を2月21日に発売する。「EX」のみのワングレードで、価格は465万円。
今回のフルモデルチェンジで10代目となる新型アコードは、ボディ骨格、足まわりといったプラットフォームをすべて刷新。軽量化を行なうとともに、剛性を高めたボディ骨格の「新世代プラットフォーム」を採用した。ボディサイズは4900×1860×1450mm(全長×全幅×全高)で、ホイールベースは従来モデルに比べて55mm長い2830mm。最小回転半径は従来の5.9mから5.7mに縮小している。
エクステリアデザインは、新型アコードの走りの性能からイメージしたスタイリングで、上質感やパフォーマンスを表現。ロングホイールベースによる伸びやかなプロポーションをベースに、Aピラーを約100mm後方に移動させて実現した力強いノーズやスリークなキャビン、ワイドなスタンス、豊かな抑揚面とシャープなエッジで構成されたダイナミックカーブなどを特徴とする。
インテリアは開放的なコンサートホールをイメージしてデザイン。水平基調のインストルメントパネルやスリム化したピラーによる広い視野、包まれているような安心感を醸し出す高めのベルトラインなどで、シンプルかつクリーンな構成とした。
さらに静粛性にもこだわり、ノイズの侵入経路を基本から見直した高効率NVパッケージを構築。遮音性に優れたスプレー式発泡ウレタンフォームを全ピラーの下端とルーフレール両端の全10か所に配置して、ノイズの侵入を抑制。さらに、ノイズリデューシングアルミホイールやホンダとして初めて3マイクタイプのアクティブノイズコントロールを採用した。
パワートレーンは、前モデルに搭載された2モーター式の「Sport Hybrid i-MMD」をさらに改良進化させた「e:HEV」を採用。ロングバッテリーモジュールの開発や、内部構成部品の移動、冷却効果の向上により、PCU(パワーコントロールユニット)、IPU(インテリジェントパワーユニット)ともにサイズダウンを実現。室内空間の拡大に貢献するとともに、ハイブリッドセダントップクラスのトランク容量573Lを実現した。
新型アコードが搭載する直列4気筒DOHC 2.0リッターi-VTECエンジンは最高出力107kW(145PS)/6200rpm、最大トルク175Nm(17.8kgfm)/3500rpmを発生。また、レアアースを使用しないネオジム磁石を用いた走行用モーターは、最高出力135kW(184PS)/5000-6000rpm、最大トルク315Nm(32.1kgfm)/0-2000rpmを発生。IPUに蓄えた電気エネルギーを用いて走行用モーターを駆動し、減速時には回生も行なう「EVドライブ」、エンジンと走行用モーターを併用する「ハイブリッドドライブ」、エンジン出力のみで走行する「エンジンドライブ」の3種類の走行を可能とした。
そのほか、詳細は「ホンダ、10代目となる新型ハイブリッドセダン『アコード』公開。2月発売」「写真で見る ホンダ『アコード』(2020年フルモデルチェンジ)」「ホンダが新型『アコード』(10代目)に込めた想いとは。開発陣による技術&デザイン解説」をご確認いただきたい。