ニュース
【大阪オートメッセ 2020】日産ブースにある車中泊仕様の「セレナ」を試してみた
2020年2月15日 12:43
- 2020年2月14日~16日 開催
インテックス大阪(大阪市)で2月14日~16日に開催されている「大阪オートメッセ 2020」。日産自動車、オーテックジャパン、NISMO(ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル)による日産ブースには、車中泊仕様のミニバン「セレナ」が展示されている。
大阪オートメッセ開催前の2月10日、オーテックジャパンはセレナに収納式のベッドシステムを備えた車中泊仕様「マルチベッド」を発売した。2列シート・5人乗り(e-POWERモデルは4人乗り)のシートレイアウトを採用したモデルで、価格は323万1800円~399万4100円となっている。
オートメッセ会場にある展示車両は「セレナ AUTECH」をベースにしたコンセプトカー「SERENA e-POWER AUTECH Multi Bed CONCEPT」と参考出品になっているが、採用しているベッドシステムはほぼ市販されたモデルと同様の仕様という。
セレナ マルチベッドのベッドシステムは、身長180cmの人が横になっても足を伸ばして休める空間になっているといい、実際にベッドシステムで横になってみると、身長168cmの記者がバンザーイと両腕を伸ばしても余裕のある空間となっていた。ベッドシステムのクッション性は、硬すぎず柔らかすぎずで畳で横になる印象に近い。じっくり熟睡したい場合にはなにかマットを敷いたほうがいいかもしれないが、そのままの状態でも体が休まらないということはなく十分快適であった。
価格の面ではマイルドハイブリッドの2WDモデル「XV」グレードでの比較では、ベースモデルの273万6800円に対してマルチベッドモデルは323万1800円(消費税10%適用後の価格での比較)と49万5000円の差。
すでに販売した車両にベッドシステムを装着することができないかと確認してみると、ベッドシステムを搭載するためにボディに補強を施しているので、それはできないという。また、e-POWER車の乗車定員が4名になってしまうのは、ベース車両が2列目シートにキャプテンシートを採用しているためとのこと。