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スズキが創立100周年。歴史を紡ぐ「100周年記念サイト」開設

  • 編集部：塩谷公邦

2020年3月16日 09:16

2020年3月15日 発表

記念ロゴにある100の“00”は「これから先も∞（無限大）に続いていくように」という思いが込められ、さらにモビリティを象徴するタイヤのモチーフでもあり、タイヤの後ろに続く3本のラインは、走り抜ける疾走感と、二輪車・四輪車・船外機の各製品を表現している

　スズキが3月15日に創立100周年を迎え、それを記念したWebサイト「100周年記念サイト」を開設し、随時情報配信を行なっていくとしている。

　100周年記念サイトでは、創業時の鈴木式織機製作所から現在のスズキに至るまでの歴史を辿る「スズキ100年の軌跡」や、これまでスズキが販売してきた軽自動車や普通自動車、バイクの歴史が分かる「系統図」を見られる。

記念サイトでは、創業者の鈴木道雄氏の画像をはじめ、これまでスズキが販売してきたいろいろな製品を見ることができる

　また、鈴木修会長と鈴木俊宏社長は連名で「この度、弊社は創立100周年を迎えることとなりました。1920年3月15日に創業者である鈴木道雄により、遠州の地に鈴木式織機株式会社として誕生しました。時代の趨勢に合わせ、織機から二輪車、四輪車、船外機などへ事業展開し、市場も世界へと広がっています。多くのお客様の毎日に寄り添いながら100周年を迎えられましたことは、ひとえに皆様の御厚情の賜物と深く感謝申し上げます」など、Webサイトに感謝のコメントを掲載している。

スズキ100年の歩み（一部抜粋）

年月出来事
190910鈴木道雄が鈴木式織機製作所を創業。
19203鈴木式織機株式会社として法人化｡鈴木道雄が社長就任｡
19526バイクモーター｢パワーフリー号｣（2サイクル36cc）発売。
19546鈴木自動車工業株式会社に社名変更。
195510軽四輪乗用車｢スズライト｣（2サイクル360cc）発売｡
19572鈴木俊三が社長に就任。
195810社章マークを制定。
19603四輪車組立工場が完成。｢スズライトキャリイ｣（2サイクル360cc）の生産を開始。
19626英国マン島TTレース50cc部門で優勝。
19654船外機部門に進出。｢D55｣（2サイクル5.5馬力）発売。
19673タイスズキモーター社を設立。（初の海外二輪車生産工場）
19704新型軽四輪駆動車「ジムニー」（2サイクル360cc）発売。
19735鈴木實治郎が社長に就任｡
19744医療福祉機器部門に進出し､電動車いす｢モーターチェアZ600型｣発売。
19755パキスタンで「ジムニー」の組立を開始（四輪車初の海外生産）。
19786鈴木修が社長に就任｡
19795新型軽自動車「アルト」（2サイクル550cc）新発売。
19824インド政府とスズキ四輪車の合弁生産について基本合意。
198312インド､マルチ・ウドヨグ社でスズキ四輪車生産開始。
199010スズキ株式会社に社名変更。
19914ハンガリーでの四輪車合弁生産に調印。マジャールスズキ社設立。
19939新型軽乗用車「ワゴンR」（660cc）発売。
199411静岡県牧之原市に相良エンジン工場が完成。
20006戸田昌男が社長兼COOに就任。鈴木修が会長兼CEOに就任。
20025インド・マルチ社を子会社化。
20034津田紘が社長兼COOに就任。
20077インド子会社を「マルチ・スズキ」社に社名変更。
20087静岡県牧之原市に相良工場（四輪車組立工場）が完成。
20156鈴木俊宏が社長に就任。
201610スズキとトヨタ、業務提携に向けた検討開始を発表。
20172インドのスズキ・モーター・グジャラート社で四輪車の生産を開始。
トヨタとスズキ、業務提携に向けた覚書を締結。
20183トヨタとスズキ、インドでハイブリッド車などの相互供給に向けて基本合意。
9静岡県浜松市に浜松工場が完成し、二輪車の生産を開始。
20198トヨタとスズキ、資本提携に関する合意書を締結。