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ジャパンCRC、新型コロナ対応で「防災キャンピングカー」貸し出し

医療機関・自治体を対象に「療養病床」としても利用可能なキャンピングカー

2020年4月2日 受付開始

防災キャンピングカーの貸し出し受け付けを開始

 ジャパンキャンピングカーレンタルセンター(ジャパンCRC)を運営するキャンピングカーは4月2日、医療機関・自治体へ「防災キャンピングカー」の貸し出し受け付けを開始した。新型コロナウイルスの感染拡大にともなって必要とされる待合室、休憩室としても利用可能だとしている。対象エリアは東京、大阪、北海道、岡山で、レンタル料金は60日間プランの場合で1日あたり1万5000円から。

 同社では、かねてより防災キャンピングカーとして、有事には速やかに派遣できるよう自治体やインフラ企業と防災協定を締結して車両整備を進めてきたが、今回の新型コロナウイルスの蔓延により、診察待機を余儀なくされている人が急増している現状を受けて、医療機関・自治体を対象に「療養病床」としても利用可能な防災キャンピングカーの貸し出し受け付けを開始した。今回貸し出しするキャンピングカー車両は、数ある一般レンタル車両より厳選した療養病床専用車両になるという。

防災キャンピングカー

 キャンピングカーにはサブバッテリーを搭載しており、スマートフォンやPCなどの電子機器、TV、冷蔵庫などの家電製品も使用可能。加えて外部充電を装着することで、人口呼吸器や酸素マスクなどの医療機器も使用することができる。

 また、車載装備のベンチレーター(換気扇)により換気効果も高く、備え付けのシェード(目隠し)を閉じればプライベート空間が確保されるため、臨時の待合室や休憩室、診察室としても使用可能だとしている。

 そのほか、オプションとして水を使わず排泄物を密封するポータブル型自動ラップ式トイレ「ラップポン」や、避難所のベッドとして自治体にも採用されるINTEXのエアベッドも用意される。

ラップポン
INTEXのエアベッド