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ロールス・ロイス本社で提供する特製はちみつ公開。5月20日の「世界ミツバチの日」へ支援

2020年5月19日(現地時間) 発表

 ロールス・ロイス・モーター・カーズは、5月20日の「世界ミツバチの日」に合わせて、ロールス・ロイス養蜂場で行なわれている取り組みを紹介。養蜂場で作られた特製のはちみつを本社で提供していることを明らかにした。

 世界ミツバチの日は国連が採択した記念日で、世界の野生顕花植物種の約90%、そして世界の食用作物の75%以上の成長に不可欠な花粉を媒介するハチの保護を目的としている。

 ロールス・ロイスでもこのハチの保護に協力。2017年に設立されたグッドウッド養蜂場には、イギリスの伝統的な木製巣箱6つに、合わせて約25万匹のミツバチを養蜂。それぞれの養蜂箱には、ビスポーク工房で手作りされたステンレス製のプレートが取り付けられた。

 全6つの養蜂箱のうち、5つの養蜂箱にはロールス・ロイス製品にちなみ「ファントム」「レイス」「ゴースト」「ドーン」「カリナン」のネームプレートが付けられた。そして6つ目の養蜂箱にはロールス・ロイスのエンブレムにインスパイアされた「スピリット・オブ・エクスタシー」のネームプレートが付けられた。

 ミツバチは50万本の木、低木、野草がある42エーカー(東京ドーム約3.6個分)のロールス・ロイスの敷地で採餌を行なうほか、8エーカーのセダムが生息する工場の「グリーンルーフ」や、周囲のグッドウッドエステート、国立公園を飛びまわる。

 毎年、地元の養蜂家が細心の注意を払って手作業で「蜂蜜界のロールス・ロイス」を加工し、ロールス・ロイス本社のアトリエで車両を注文する顧客やゲストに楽しんでもらうという。

 ロールス・ロイス・モーター・カーズのグローバルコミュニケーション担当ディレクター、リチャード・カーター氏は「私たちは熱心な養蜂家として、世界ミツバチの日を支援し、この魅力的でとても重要な種が直面している脅威に対する関心を高めていこうと思います。養蜂場はロールス・ロイスで働くすべての人に愛されているプロジェクトです。世界ミツバチの日は、イギリスに生息するハチを保護し、地元の農家、生産者、野生生物に利益をもたらすだけでなく、私たちがより大きく、根本的に重要なことの一部であることを思い出させてくれます」とコメントしている。