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コーンズ、日本に1台だけのロールス・ロイス「ゴースト ゼニス コレクション」国内初公開

世界限定50台

2019年11月13日 開催

4844万円

ゴースト ゼニス コレクション

 ロールス・ロイスの正規ディーラーであるコーンズ・モータースは11月13日、ロールス・ロイスの最新モデルを一堂に紹介するホテルフェアを開催。そこで、8月にアメリカで開催された「ペブルビーチ・コンクールデレガンス」で発表された「ゴースト ゼニス コレクション」を国内初披露した。

 ゼニスコレクションは「ファントム」で初めて登場した限定車名だ。このゼニス(Zenith)とは頂点を意味し、そのモデルライフの終焉に近いタイミングで登場する。従って、ゴーストも2020年には新型モデルに切り替わる噂は本当のようだ。

 ゴースト ゼニス コレクションは全世界で50台の限定で生産され、日本には今回紹介された1台のみとなる。

 エクステリアの特徴はツートーンだ。このカラーは白ベース以外に紺ベースと黒ベースがある。「日本市場でのニーズは白っぽい色が多いことから、このカラーを選択した」とはコーンズ・モータースの土田裕之氏の弁。白ベースに“シルバーサタン”と呼ばれるシルバーが塗られたツートーンは2009年のジュネーブショーに展示されたゴーストのコンセプトモデル「200EX」をモチーフとしている。また、インテリアのセンターコンソールの蓋に描かれた模様は「200EX設計時の一部をプリントしたもの」だという。そこには専用プレートも設けられた。

ゴースト ゼニス コレクション
ゴースト ゼニス コレクション
ゴースト ゼニス コレクション

 そのほかの特徴としては、ドアトリムの上部にあるウッドにホワイトウッドを取り入れたほか、ドアの内ポケットにLEDの光る素材を用いてグラデーションを付けている点や、エクステリアのストライプに合わせて、シートパイピングにオレンジが用いられている。

ゴースト ゼニス コレクション

 また、ビスポーククロックと呼ばれる、オーナーの希望で文字盤が変えられる時計にゼニスというネーミングが入れられているのも違いの1つだ。また、おなじみの備え付けの傘もオレンジをモチーフにした専用のものとなる。リアまわりではセンターコンソール部分のレザーにキルティング風の模様が描かれているのが特徴だ。

ホワイトウッドを取り入れたドアトリム
オレンジのステッチを用いたインテリア
ゼニスとネーミングが入れられたビスポーククロック
オレンジをモチーフにした専用の傘

 コーンズ・モータースではこのゴースト ゼニス コレクションをオプション装備品込み4844万円で販売するとのことだ。