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トヨタ、新型「ミライ」のインプレッションムービー公開

ミライのチーフエンジニア 田中義和氏「走れば走るほど空気をきれいにするクルマ」

2020年12月9日 発売

710万円~805万円

 トヨタ自動車は12月9日、新型FCV(燃料電池自動車)「MIRAI(ミライ)」のインプレッションムービー "NEW STORY of MIRAI"をトヨタの公式YouTubeチャンネルで公開した。

 トヨタが12月9日に発売したFCVの新型ミライは、高級車用FRプラットフォームとして定評ある「GA-L」プラットフォームをベースに、リアなど各部の構造を見直してボディ剛性を徹底的に強化。

 小型・高出力化したFCスタックをフード下に、モーターと駆動用バッテリーをリアに配置して、水素タンクも含めたFCシステムの最適な配置により、前後50:50の理想的な重量配分を実現させたという。

 価格は710万円~805万円となるが、同社が公開した優遇税制・補助金情報によると、「エコカー減税」「環境性能割」「グリーン化特例」「CEV補助金」を含めると、約139万5700円~約141万9000円の優遇が得られるという

【新型MIRAI】インプレッションムービー "NEW STORY of MIRAI"

 公開された動画は、ミライのチーフエンジニア 田中義和氏とモータージャーナリスト 島下泰久氏が新型ミライの魅力について語る内容となっている。

 その中で、FCVにおける新たな価値として採用された、空気清浄メーター「エアピュリフィケーション」について、田中氏は「酸素を吸い込む際のエアフィルターを付けているんですが、それを今回は特殊なものを付けまして、PM2.5なら99%以上除去する、さらに光化学スモッグの原因物質も除去します」と説明。

 田中氏は「走れば走るほど空気をきれいにする、走る空気清浄機のようなクルマです。走ることが世の中をクリーンにする、そういう価値といいますか、そういうものが、お客さまの喜びにつながるのではなかろうか」と空気清浄機能を採用した狙いを話している。

 そのほかにも、島下氏による走行フィール・乗り味・デザインのインプレッションのほか、田中氏と島下氏によるミライが社会に及ぼす影響や今後の水素社会への展望について、話が展開されている。