ニュース
パナソニック、押しているときもアシストしてくれる「ビビ・L・押し歩き」
2021年5月21日 16:14
- 2021年7月6日 発売
- 12万9000円
アシスト自転車の押し歩き時の負荷を軽減
パナソニック サイクルテックは7月6日、国内で初めて押し歩き機能を搭載した電動アシスト自転車「ビビ・L・押し歩き」を発売する。価格は12万9000円。
一般的に電動アシスト自転車は、モーターのアシストにより快適に移動ができる反面、その質量により自転車の押し歩き時に負荷がかかる課題があった。
また、2019年12月1日の改正道路交通法により、原動機の駆動により押し歩きを補助する自転車についても、歩行補助車などとなり、歩行者としてみなされることになった。この改正道路交通法では、押し歩き時の駆動速度が6km/h以下であること、乗車装置(サドル)が使えず乗れないこと、自転車から離れると駆動が止まること、という3つの条件が定められている。
そこでパナソニックは、これら条件を4つのセンサー(サドル傾斜センサー、モーター内蔵センサー、トルクセンサー、スピードセンサー)による制御で解決。電動アシスト自転車の押し歩きを補助する機能を、買い物に便利なショッピングシリーズ「ビビ」の中で、高齢者の使用率が高い軽量モデル「ビビ・L」に搭載。この機能により歩道橋や駐輪場のスロープ、坂道などで押し歩き時の補助が可能となっている。
押して歩く際にかかる負荷を軽減することで、電動アシスト自転車の利便性向上を図るとしている。
4つのセンサーで歩行速度に合わせたアシストを実現
押し歩き機能は、歩道橋や駐輪場のスロープ、坂道などでの押し歩きを補助する機能。本機能はサドル傾斜時に、「押歩き」ボタンを押している間作動。押し歩き機能はサドル傾斜センサー、モーター内蔵センサー、トルクセンサー、スピードセンサーの4つのセンサーで制御されている。スピードセンサーとモーター内蔵センサーはモーター制御で、押し歩く速さが変わった際、歩行速度に合わせたアシストを可能としている。
また、上り坂や荷物を運ぶ際は、モーター内蔵センサーで負荷を検知し、アシスト力を調整。ペダルの負荷を検知するトルクセンサーや、サドルが傾斜状態であることを検知するサドル傾斜センサーにより、乗車時は押し歩き機能が作動しない設計となっている。