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いすゞ、海外発売のSUV「MU-X」(2代目)を「人とくるまのテクノロジー展2022 YOKOHAMA」で展示
2022年5月26日 15:53
- 2022年5月25日~27日 開催
- 入場無料(完全事前登録制)
5月25日~27日にパシフィコ横浜(神奈川県横浜市)で開催されている「人とくるまのテクノロジー展2022 YOKOHAMA」(主催:公益社団法人自動車技術会)。いすゞ自動車は、タイで製造する海外向けのSUV「MU-X」や、いすゞの技術を展示している。
MU-Xは2020年に2代目へと進化した新型モデル。いすゞは国内のモーターショーなどで海外向けSUVを展示することがよくあるが、新型になってから国内で紹介する機会がなかったMU-Xを展示したという。
MU-Xは3列シートのSUVで、いすゞではPPV(Passenger Pickup Vehicle)と呼んでいる。左側通行のタイで製造することもあり、展示車は右ハンドル。ただし、日本国内での販売の予定はない。いすゞでは事業の紹介ということで、商用車以外にも自動車のラインアップがあることを紹介するために展示しているとのこと。
国内に向けた技術では、バスの乗客の健康に「車室内空気質」が影響を及ぼすとしており、従来から重要技術分野として位置づけている。新型コロナウイルスの問題もあって空気質対応が重要になったとして、車内空間に浮遊する飛沫核を取り込むエアロゾルフィルターを路線バスに搭載可能とする取り組みを進めている。
フィルターを装着するために部品交換などが必要になるが、現行のいすゞのバスに取り付けが可能。バス事業者によっては積極的に装着する動きを見せているところもあるとのこと。しかし、複数の車種をそろえる事業者では、個々のバス車両ごとにサービス格差が生まれることから、装着したとしても、フィルターの装着を積極的にアピールしないこともあるという。
また、商用車向けの運行管理を行なう商用車向けテレマティクスサービスは「MIMAMORI」として以前から提供しているが、2022年1月からテレマティクスサービスのオプションとしてドライバー向けのスマートフォンアプリを提供開始した。
以前なら2人組で灯火確認をしなければならなかったが、アプリで遠隔操作可能とすることでドライバー1人で日常点検ができるようになり、点検の記録も残すことが可能。また、荷役作業や労務管理、大型車通行可能な道路の確認など、ドライバー支援機能を備えている。
そのほか、環境、自動運転、EVやLNGVなどにおけるいすゞの技術を紹介するパネル展示した。