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日野、不正問題再発防止策として企業風土改革「信頼回復プロジェクト」を発足
2022年8月30日 17:26
- 2022年8月30日 発表
まずは「パワハラゼロ活動」からスタート
日野自動車は8月30日、一連のエンジン認証不正問題を2度と引き起こすことがないようにと、失った信頼を回復させるためのあらゆる取り組みを全力で推進する企業風土改革「信頼回復プロジェクト」を発足。その一環として「パワハラゼロ活動」を立ち上げたと発表した。
あわせて日野自動車は「すべてのハラスメント行為を断固として許さないという強い決意と覚悟をここに表明します。日野自動車で働くすべての従業員、そして日野自動車と関わりを持ってくださっているすべての皆さまとの関係において、人格や尊厳を尊重した行動を徹底し、ハラスメント行為のない会社を目指します」と決意を表している。
特にパワーハラスメント行為については、行為撲滅の強い意思を込めて立ち上げた「パワハラゼロ活動」を強力に推進し、緊急での実態調査やハラスメントを行なった者への処分の厳罰化など、具体的な施策を通じて撲滅を目指すという。
さらに、仕組みを整えるだけではなく、効果の検証と改善を行なうとともに、従業員の困りごとや職場の課題に向き合い、実効性のある取り組みを追求し、すべての基盤となる企業風土の改革を、経営と職場が一体となって強力に進めるとしている。
「パワハラゼロ活動」の取り組み例
パワーハラスメント行為の全社実態調査
・相談窓口を通じた緊急実態調査の実施
・マネジメント層への自己診断の実施
パワーハラスメントを行なった者への処分の厳罰化、従業員への周知徹底
・事実確認に基づき、懲戒処分、役職やポストの変更・異動などの人事措置を厳正に行なう
・処分の考え方と基準を社内に周知するとともに、ハラスメント行為の具体的な事案と処分内容についても都度、適切に情報を開示し、周知徹底する
人事諸施策の見直し
・再発防止に向けた意識啓発、仕組みづくりに寄与するさまざまな人事施策を推進
360度評価アンケートの対象者拡大・評価者選択方法の見直し、ハラスメント防止および再発教育の徹底、人財ローテーション制度の運用徹底、オープンでフラットな社内コミュニケーションの活性化など