マツダ、コンパクトSUV「MX-30」「MX-30 EV MODEL」一部改良 新グレードとともにEVではAC1500W/AC150W電源、V2Hの給電機能を追加

新グレード「MX-30 Modern Confidence（2WD）」

　マツダは10月20日、コンパクトSUV「MX-30」「MX-30 EV MODEL」を一部改良して予約販売を開始した。発売は11月初旬以降を予定している。価格はMX-30が264万円～299万7500円、MX-30 EV MODELが451万円～501万6000円。リング式アクセル＆レバーブレーキ、ブレーキサポートボード、移乗ボードの3点がセットとなる装備手動運転装置付きの「MX-30 SeDV（Self-empowerment Driving Vehicle＝セルフ エンパワーメント ドライビング ビークル）」は、ベース車両の価格に52万8000円増という設定で、MX-30のすべての機種で選択が可能になっている。

　マイルドハイブリッドモデル、EV（電気自動車）モデルを設定するコンパクトSUVのMX-30を商品改良。今回の商品改良では、両モデル共通でソウルレッドクリスタルメタリック、ジェットブラックマイカ、ジルコンサンドメタリックにマルチトーンのボディカラーを新設定。MX-30の特徴であるキャビンとフリースタイルドアを際立たせる「フレームドトップ」をブラック単色とすることでキャビンをより軽快に見せ、アクティブなライフスタイルにマッチした表現にした。また、人間中心の考え方に基づいて、素早い操作時でもよりスムーズに操作できるよう、従来はシフトノブ右側にあったボタンをシフトノブの裏側に配置したという。

ソウルレッドクリスタルメタリック

ジェットブラックマイカ

ジルコンサンドメタリック

従来はシフトノブ右側にあったボタンをシフトノブの裏側に配置

　MX-30では、デザインコンセプトである「Human Modern」を体現する「Industrial Classic（インダストリアル クラシック）」「Modern Confidence（モダン コンフィデンス）」を新たにグレード設定した。

モダン コンフィデンス

モダン コンフィデンスのインテリア

インダストリアル クラシックのインテリア

　MX-30 EV MODELではAC1500W/AC150W電源（AC1500W電源はラゲッジルーム、AC150W電源はフロントコンソールに設定）、V2Hの給電機能を追加。電気製品や建物への給電を可能にし、多様なライフスタイルの楽しみ方を拡げるとともに、万が一の際の電源として使用できる機能を強化した。そのほかフロントフェンダーにバッチを追加するとともに、バックドアのバッチを新デザインに変更している。

MX-30 EV MODEL

MX-30 EV MODELのインテリア