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マツダ、「MX-30」にロータリー採用「REマルチ電動化技術」搭載モデル 2022年前半から順次市場投入
2020年10月8日 13:28
- 2020年10月8日 発表
マツダは10月8日、新型コンパクトSUV「MX-30」を発売した。国内ではマイルドハイブリッドモデルの発売に続いて、2021年1月にEV(電気自動車)モデルを発売予定。さらに、ロータリーエンジンを発電機として使用するマルチ電動化技術を採用したモデルを、2022年前半から順次市場投入する計画が明らかにされた。
同計画は、MX-30オンライン発表会で明らかにされたもので、発表会に登壇した丸本明社長は「EV技術を含め一括企画で、マツダ独自のロータリーエンジンを発電機として使用するマルチ電動化技術の開発を進めています。地域やお客さまの使われ方に合わせ、スモール商品群の他の商品への展開も含め、2022年前半から順次市場に導入してまいります」と、このマルチ電動化技術をMX-30への搭載を筆頭に、スモール商品群への展開を計画していることが明らかにされた。
また、発表会の中で丸本社長から、マツダの電動化技術への取り組みについての考えが示され、Well to Wheelの視点でEV、プラグインハイブリッド、ハイブリッドなど、地域ごとに最適な動力源を導入する「マルチソリューション戦略」を推進していくことを強調。2030年時点でマツダが生産するクルマのすべてに電動化技術を搭載し、グローバルでCO2を減らしていくことを目指していくという。
その中で2021年1月に発売予定のEVについて、丸本社長は「MX-30のEVは、製造からお客さまのご利用、そしてリサイクル、廃棄する過程までの全体のCO2排出量を考慮するライフサイクルアセスメントの視点で、搭載するバッテリーサイズを決定しました」と紹介された。
マツダのマルチソリューション戦略を体現するMX-30の発表の締めくくりに丸本社長は「私たちマツダはいつの時代もお客さまに人生の輝きを提供したいと考え、お客さまに愛着を感じていただける、独創的な商品、技術、顧客体験の創造に挑戦し続けてまいります」との意気込みを示した。