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ロータス、最新CIを導入した「LOTUS東京 原宿ショールーム」公開 ミッドシップスポーツ「エミーラ」を12月13日まで展示中

2022年12月9日 公開

東京都渋谷区にある「LOTUS東京 原宿ショールーム」がリニューアル。ロータスカーズが世界中の店舗に導入を進める最新CIに沿ったデザインとなった

 ロータスカーズの日本正規輸入総代理店であるエルシーアイは、ロータスカーズが新たに定めたLOTUS最新CI(コーポレートアイデンティティ)を「LOTUS東京 原宿ショールーム」に導入すると発表。12月9日に新ショールームを報道陣に公開した。なお、欧州などはすでに新しいデザインの店舗に切り替わってきているが、アジア地区ではこのLOTUS東京 原宿ショールームが初の新デザイン導入店となる。

 LOTUS東京 原宿ショールームの住所は東京都渋谷区神宮前1-4-16で、営業時間は10時~19時。定休日は水曜日。

ロータスの最新CIを取り入れてリニューアルしたLOTUS東京 原宿ショールーム
LOTUS東京 原宿ショールーム内の様子
エミーラ V6 ファーストエディションが展示される。展示期間は12月13日まで。以降は年明けの東京オートサロン2023までエミーラの展示予定はないとのこと

 ロータスがショールームを作り替える一番の目的は、「これまで行なってきたショールームでの販売方法をいったん元に戻す(見直す)」ことだという。端的に言えば身軽になるということだが、ただシンプルにするだけのものではなく、以下に挙げる3つの項目を重視していくということだ。

 1つ目が「ブランドの認知」というもの。ロータスのように伝統のある自動車メーカーでは伝統を伝えたくなるところだが、新しいショールームでは「ロータスの個性や価値観」が伝わる空間にしているという。

 2つ目は「クルマを見る」ということ。何かPOPのようなものがあったりすることなく「シンプルにクルマのみが存在する空間」とするもの。こうすることにより気が散ることなくじっくりと実車を見て感じてもらいたいとのこと。

 そして3つ目は「対話をする空間」とすること。ショールームは営業スタッフがクルマの販売を行なう場であるが、クルマの愛好家に選ばれるロータス車ゆえに、オン・オフ問わず「ドライバー同士が直接対話をする場所であるべき」という側面もある。そこでショールームはドライバー同士が集い、語り合って情報を交換できるような空間として利用してほしいとのことだ。

商談スペースと呼ばず「フォーラムテーブル」と呼ぶ。ここにユーザーが集まって情報交換にも使ってほしいとのこと
店内の特徴として移動式のアルミスクリーンを設置
キャンバス地のイルミネーションイーゼル。旬の情報を表示する役割となる
LOTUS東京 原宿ショールームにはカタログは置かず、情報はフォーラムテーブルに設置されたモニターで見ることになる。クルマの情報のほか、ロータスに関するさまざまな動画を見ることもできる。なお、商談をしたユーザーにはQRコードでコンフィグレータした内容や見積もりを持ち帰れるようにしている
マーチャンダイズコーナー。ロータス車からインスピレーションを受けた造形を用いたコーナー。棚類は車両のエアインテークダクトなどをイメージしているという
マーチャンダイズコーナーにあったグッズ類
アパレル類
ニュートラルでありながら都会的な印象を持つ壁や床となっている。素材は漆喰であったりコンクリート打ちっぱなしであったりする。これらは「より多くのものを得るために、より多くのものを取り除く」というデザイン哲学による仕上げだ
ブランドのメインサインとなる「ロータスパイロン」は店内に設置される。このパイロンのデザインは「ロータスの革新性と軽さを追求するブランド精神に基づいたもの」ということだ

ロータス「エミーラ V6 ファーストエディション」も展示

 最新CIを導入したショールームには、10月29日に受注を開始したロータス最後のミッドシップエンジン車「エミーラ V6 ファーストエディション」が展示された。

 ボディサイズは4413×1895×1226mm(全長×全幅×全高)。エンジンはトヨタ製のV型6気筒3.5リッター スーパーチャージャー付きエンジンが搭載されている。トランスミッションはスポーツレシオの6速MTが標準で、オプションとして6速ATが選択できる設定だ。エンジンのスペックは最高出力298kW(405PS)/6800rpm、最大トルクは420Nm/2700-6700rpm。なお、AT車は最大トルク430Nm/2700-6700rpmとなっている。

 ただし、このトヨタ製V6エンジンを搭載するモデルはすでに完売となっていて、現在受注を行なっているのは「メルセデスAMG A45 S」にも搭載されるAMG製の直列4気筒2.0リッター直噴ターボ「M139」型エンジン搭載モデルとなる。このエンジンはトヨタ製V6エンジンに比べてコンパクトで全高も低いため、V6モデルとは運動性能に違いが出るとのことだった。なお、こちらのモデルはMTの設定がなく8速デュアルクラッチのみとなる。M139エンジン搭載モデルの価格は1386万円だ。

エミーラ V6 ファーストエディション。トヨタ製V6エンジン搭載モデル
エミーラ V6 ファーストエディション。12月13日まで展示される
20インチ鍛造ホイールを履く。ブレーキはロータスネーム入りブレーキキャリパーと2ピースクロスドリルドベンチレーテッドブレーキディスク
チタニウムカラーエキゾーストフィニッシャー
V型6気筒DOHC 3.5リッターエンジンにインタークーラー付きスーパーチャージャーを組み合わせる。エンジンは横置きのミッドシップでリアホイールドライブ。MTのみクライフ製のLSDが装着される
横置きのミッドシップなのでトランクスペースは広めに取られている。AMGエンジンも横置きなのでトランクスペースは変わりないという
エミーラ V6 ファーストエディションのインテリア
ステアリングはブラックナッパレザーでブラックの頂点位置マーカーが付く。ステッチもブラック
12.3インチTFTドライバーディスプレイ
10.25インチHMIタッチスクリーン
助手席側
オーディオはKEFプレミアム10チャンネルオーディオ
今回はKEF製のホーム用スピーカーも展示されていた
モデル名はLS60 Wireless。Wi-Fi、AppleAirPlay2、Bluetoothなどに対応するワイヤレスHi-fiスピーカー