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ランボルギーニ、2022年度の販売台数が史上最高の9233台を記録 「ウルス」が前年比7%増の5367台を販売

2023年1月13日(現地時間) 発表

アウトモビリ・ランボルギーニが2022年度の販売台数を発表

 アウトモビリ・ランボルギーニは1月13日(現地時間)、2022年度の販売台数が史上最高となる9233台を記録したと発表した。これは前年比で10%の増加になるとのこと。

 2023年度はさらに加速し、ランボルギーニ初のハイブリッド車を製造し、コル・タウリ(Direzione Cor Tauri:持続可能な開発戦略)プログラムの第2フェーズに突入。2021年に発表したこの戦略的ロードマップには、ランボルギーニ史上最大となる金額(5年間で18億ユーロ)を投資し、ハイブリッド化への移行、続いて完全な電動化モデルへの移行を予定している。

 2022年度はすべてのマクロ地域で前向きな兆しがはっきりとみられたといい、均一で持続的な販売数を維持。2021年と比べて、アジアは+14%、米州は+10%、EMEA(欧州、中東、アフリカ)は+7%を記録し、販売台数については、ほぼすべての主要市場で全記録を塗り替えた。その要因となったのは世界全域で得た高いブランド評価であるとして、1年でディーラー数は173から180へと拡大し、53の国々で存在感を示しているとした。

 国別販売台数のトップは、昨年に続き米州(2721台、前年比10%増)、中国本土、香港、マカオ(1018台、前年比9%増)、ドイツ(808台、前年比14%)、英国(650台、前年比15%)、日本(546台、前年比22%)となった。

 モデル別では、スーパーSUV「ウルス」がトップ(5367台、2021年比7%増)となり、「ウラカン」(3113台、2021年比20%増)、2022年9月に生産終了を迎えた「アヴェンタドール」(753台)が続いている。

2022年の記録
スーパーSUV「ウルス」
「ウラカン テクニカ」
「アヴェンタドール」は2022年9月に生産を終了

 ランボルギーニはパンデミックの影響がほぼすべての業界に及んだ後でも、好ましいトレンドを維持しているといい、この2年間、ランボルギーニは売上高のみならず、アワードや認証の獲得においても成長を遂げ、サステナビリティから人材に至るまで、ランボルギーニが展開するあらゆる事業に対する責任感の高さが証明されているとした。

 アウトモビリ・ランボルギーニ Chairman and CEOのステファン・ヴィンケルマン氏は「当社の成長と発展の流れは持続しており、堅実な方向性と的確な選択をとっています。これは着実かつ現実的な成果を出せる、極めて明確な総合的判断のたまものです。当社では特別受注を注意深く、慎重に管理する体制が整い、ブランドの独自性を守るために成長の統制と維持を主眼とした明確な戦略を推進しています。2023年度は数々の挑戦と変化が待っていますが、自らの限界を乗り越えて取り組む準備ができています。次なる目標にフォーカスする機会を得て、また18か月の納車待ちも支えとなり、自信を持って未来と次のゴールを目指すことができます」とコメントしている。

アウトモビリ・ランボルギーニ Chairman and CEO ステファン・ヴィンケルマン氏とウラカン テクニカ