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北陸新幹線小松駅〜小松空港で自動運転バスの通年運行開始
2024年3月11日 15:01
- 2024年3月9日 通年運行開始
北陸新幹線小松駅の開業に向け、JR小松駅と小松空港を直接結ぶ快速便として、自動運転EVバス(自動運転バス)の通年運行が3月9日より開始された。運行ダイヤは、小松駅発が1日6便、小松空港発が1日5便、運賃は大人280円、小児140円。
自動運転バスの走行ルートはJR小松駅と小松空港をつなぐ公道で、途中の停留所なしの快速運転。走行距離は片道約4.4kmで、所要時間は約15分間。走行速度については最高速35km/hとなる。
通年運行を開始した自動運転EVバスは、石川県小松市、BOLDLY(ボードリー)、ティアフォー、アイサンテクノロジー、損害保険ジャパンの5者が、2022年8月3日に、自動運転バスの通年運行の社会実装を軸とした連携協定を締結して、準備を進めてきたもの。
ティアフォー製自動運転バス「Minibus」に、ティアフォーが開発を主導する自動運転ソフトウエア「Autoware(オートウエア)」、BOLDLYが提供する自動運転車両運行管理プラットフォーム「Dispatcher(ディスパッチャー)」を採用し、これまでに2023年10月23日〜2024年3月3日の期間、JR小松駅と小松空港をつなぐルートでの長期試験走行を実施。試験走行では、自動運転レベル2で1日に4~5往復走行し、BOLDLYとティアフォーの社員が車内のオペレーターや遠隔監視者を務めるとともに、社会実装時に運行を担う交通事業者に対してBOLDLYによるトレーニングも実施された。
試験走行最終日となる3月3日には、石川県知事らを招いた自動運転バスお披露目式が開催され、セレモニーや自動運転をテーマとしたシンポジウムに加え、地域住民を対象とする試乗会が開催された。